お知らせ
2025年9月29日
- 研究
- 学部・学域/大学院共通
ポズナン生命科学大学(ポーランド)のDr. Patryk AntoszewskiおよびDr. Adam Choryńskiをお招きし都市環境と気候変動適応に関する学術講演会を開催しました。
2025年9月12日、大阪公立大学生活科学研究科 居住環境学 袁継輝研究室の主催により、生活科学部大会議室にて、ポズナン生命科学大学(ポーランド)のDr. Patryk AntoszewskiおよびDr. Adam Choryńskiを招き、都市環境と気候変動適応に関する学術講演会を開催しました。
Antoszewski博士は、「Retention possibilities of cities: A systemic approach to water sensitive urban design」と題して講演を行い、気候変動に対する都市のレジリエンスを高める手法として、水感受性都市デザインの体系的アプローチを紹介しました。特に、都市材料が生態系に与える影響やブルーグリーンインフラの役割に焦点を当て、最新の研究成果と実践例を交えて解説しました。
続いて、Choryński博士は「Municipalities Facing Extreme Weather Events: Perspectives on Local Communities’ Adaptation in Poland」と題する講演を行い、ポーランドの地方自治体における気候変動への適応戦略を紹介しました。極端な気象イベントに対する脆弱性評価や地域社会の適応プロセスを中心に、具体的な事例や政策提言を提示し、自然災害に対する都市レジリエンスの重要性を強調しました。
参加者からは、日本における都市レジリエンス強化や水・気象災害への備えに関する関心が寄せられ、都市環境改善に向けた実践的な取り組みに関する活発な意見交換が行われました。