お知らせ
2025年10月29日
- 学生活動
- 研究
食栄養学分野 濱崎友翔さんの卒業研究の内容が、アメリカ化学会の学術誌に掲載されました。
Tomoka Hamasaki and Toshiya Masuda,
Enhancement of Antioxidant Activity of Isorosmanol in Aqueous Micellar Solution by a Cysteine Thiol,
ACS Food Science & Technology.
https://doi.org/10.1021/acsfoodscitech.5c00619
ポリフェノールは高い抗酸化能力により健康効果を期待できる機能性食品成分として知られていますが、食品中の渋みや苦味の原因でもあり、使用量の注意が必要でした。私たちは、触媒活性により,微量で高い抗酸化能を示すジテルペノイドポリフェノールをローズマリーから同定し,さらに、様々な化学実験と量子化学計算を通じて、含水食品モデル系において,還元剤としての水溶性チオール類との再生反応を基盤とするその触媒的抗酸化反応機構を提案しました。

写真:卒論内容を報告した学会(日本農芸化学会)の後に学科教員の皆さんと(2025.3,札幌)