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2025年12月17日

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居住環境学科袁継輝准教授が責任著者を務める国際共同研究：将来気候を考慮した多目的最適化により、エネルギー需要の大幅削減が示されました。

Multi-objective optimization framework to achieve near-zero energy building in the Czech Republic for future climatic conditions

将来の気候条件に対応したチェコ共和国におけるニア・ゼロ・エネルギー・ビル実現のための多目的最適化フレームワーク


＜概要＞

生活科学研究科・居住環境学コースの袁継輝先生は、国際共同研究グループのリーダーとして、チェコ共和国プラハの高層住宅ビルを対象に多目的最適化フレームワークを用いた研究を実施しました。本研究では、将来の気候変動シナリオを踏まえ、ニア・ゼロ・エネルギー・ビル（NZEB）の実現に向けて、パッシブ（断熱性能、開口部比率、日射遮蔽）、アクティブ（COP最適化）、再生可能エネルギー（太陽光発電）といった複数の戦略を総合的に検討しました。

その結果、エネルギー需要を最大 68.7％ 削減し、室内環境の快適性向上にも寄与することが明らかとなりました。

本研究成果は Sustainable Futures 誌（2025年）に掲載されています。

 

＜掲載誌情報＞

  • 雑誌：Sustainable Futures（Elsevier）(IF: 4.9; JCR: Q1)
  • 論文名：Multi-objective optimization framework to achieve near-zero energy building in the Czech Republic for future climatic conditions
  • 著者：Fatemeh Salehipour Bavarsad, Mostafa Mohajerani, Jan Tywoniak, Jihui Yuan（責任著者）
  • DOI：https://doi.org/10.1016/j.sftr.2025.101599

 

＜研究内容に関する問い合わせ先＞

大阪公立大学大学院生活科学研究科

准教授　袁 継輝（えん けいき）

TEL：06-6605-2833

E-mail：yuan@omu.ac.jp ※［at］を＠に変更してください