お知らせ

2026年1月20日

  • 研究

神谷 重樹教授、矢澤 彩香准教授:バイオマスとして廃棄されていたイチジク葉のエキスに歯周病原菌に対する抗菌活性を発見

イチジクの葉はこれまで利用されずに廃棄されてきましたが、近年その成分に注目が集まっています。本研究では、乾燥させ粉末化したイチジク葉をエタノールで抽出し、得られた成分の歯周病原細菌 Porphyromonas gingivalis に対する抗菌作用を調べました。図に示すように、抽出物を溶媒ごとに分けたところ、特に「酢酸エチル」成分が最も大きな阻止円を示し、強い増殖抑制効果が確認されました。従来知られるプソラレンやベルガプテンよりも高い効果が見られたことから、イチジク葉には複数の成分が協調して働く可能性が示唆されています。身近な植物から得られる天然由来で低刺激な抗菌素材として、将来的に口腔ケア製品への応用が期待されます。

 

研究成果は

FEMS Microbiology Letters, Volume 373, 2026, fnaf147, https://doi.org/10.1093/femsle/fnaf147に記載。

神谷先生