お知らせ
2026年6月17日
- 研究
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⼈間福祉学分野 緒⽅教授の査読論⽂が国際誌に掲載されました。
ポリグラフ検査の生理指標を事前に選ぶ!
⼈間福祉学分野 緒⽅教授の査読論⽂が国際誌に掲載されました。
研究概要
科学捜査研究所で実際に使⽤されているポリグラフ検査は,ウソ発⾒器と誤解されがちな記憶の再認テストです。隠匿情報検査
(Concealed Information Test:CIT)という技法では,⽪膚電気活動,呼吸,⼼臓⾎管系などの⽣理反応から被疑者の記憶の有
無を推定しています。
本研究では,⼤学⽣46名を対象に模擬窃盗課題を実施し,事前のカードテストで,⽪膚コンダクタンス反応,呼吸速度,⼼拍率
のうち,参加者ごとに最も反応しやすい⽣理指標を特定しました。そのうえで,模擬窃盗時の記憶を検査した後,3つの指標すべて,
最も弱い反応1つを除外した2指標,最も反応性の⾼い1指標のみを⽤いた場合のCITにおける⽣理反応の⼤きさを⽐較しました。
ベイズファクタに鑑みると,記憶している項⽬と記憶していない項⽬における反応の差は,1指標条件で分析した場合に,2指標
もしくは3指標と⽐較して⼤きくなっていました。
こうした結果は,すべての被疑者に対してすべての⽣理指標を総合して判定することが必ずしも最適とは限らないことを⽰唆し
ており,⽣理指標における個⼈ごとの反応特異性を考慮することが判定容易性を⾼めうる可能性を⽰しています。
掲載情報
【雑誌名】Romanian Journal of Applied Psychology
No Publication Fee
【論⽂名】Pre-Test Physiological Index Selection in the
Concealed Information Test
【著 者】Kohske OGATA
【URL】https://doi.org/10.2478/rjap-2026-0006