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2026年9月9日

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緒方康介教授の査読論文が国際誌に掲載されました。

日本の犯罪心理学を世界に位置付ける!

人間福祉学分野 緒方康介教授の査読論文が国際誌に掲載されました。

研究概要

 犯罪心理学論では「犯罪心理学」そのものを分析対象として研究を進めています。今回は科学論文特化型AIであるSPECTER2を使用し,1963~2025年に日本および海外の犯罪心理学系学術誌で発表された6,356本の論文抄録を768次元の意味ベクトルとして表現しました。UMAPによる次元削減,HDBSCANとWard法によるクラスタリングを組み合わせて,47の研究トピックと8つの研究領域を抽出しました。さらに,自己組織化マップと多次元尺度構成法を用いて,日本の犯罪心理学が世界の研究空間のどこに位置するのかを可視化しました。最後にXGBoostとSHAPによる機械学習,ベイジアンロジスティック回帰を駆使して,とりわけ日本と関連の強い研究テーマを定量的に特定しました。

 日本では「少年非行・矯正分類」といった非行少年に対する臨床的なトピックが突出しており,海外では「陪審員判断・証拠評価・評決」といった司法判断に関するテーマが特徴的でした。犯罪心理学という学問はさまざまな下位領域を包含しており,その研究テーマもきわめて多岐にわたります。本研究は,犯罪心理学という広大な知識空間をAIで地図化し,日本の「現在地」を世界規模で可視化した初の試みです。

掲載誌情報

【雑誌名】Criminal Psychology: Science and Practice
No Publication Fee
【論⽂名】What characterizes Japanese criminal psychology? 
An international comparison of research themes using 
semantic embeddings
【著 者】Kohske OGATA
【URL】https://www.cmpsy-press.com/journal/cpsp/1/3/16