お知らせ

2023年10月19日

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工学研究科が国際シンポジウム2023を開催しました。

9月20日、21日の両日、大阪国際会議場において、工学研究科が国際シンポジウムを開催しました。
最先端の工学研究を紹介するため、世界各国の大学や研究機関から著名な専門家から新進気鋭の若手研究者まで、約400人が参加しました。

会場全体大阪国際会議場 イベントホール

綿野工学研究科長綿野工学研究科長

シンポジウムは、綿野 哲工学研究科長の挨拶で始まり、工学について理解を深め最先端の技術やアイデアを共有するために実りある議論を行いたい、と語りました。

初日の懇親会では公立大学法人大阪の福島 伸一理事長が挨拶をされました。また、2日目は辰巳砂 昌弘学長が開会の挨拶を行いました。

福島理事長福島理事長

辰巳砂学長辰巳砂学長

吉野博士吉野博士

プレナリーセッションでは、2019年ノーベル化学賞受賞者である吉野 彰博士がリチウムイオン電池の開発経緯などについて紹介され、この電池が人工知能(AI)の進歩とともに自動車産業の未来をどのように形成し、より持続可能な開発の実現に貢献するかを説明されました。

続いて、在日イタリア大使館 科学技術担当官のEnrico Traversa教授が登壇され、様々な国際チームでの研究者としての豊富な経験をもとに、研究を推進する上での国際協力の重要な役割と課題について紹介されました。
セッションの最後には、イタリアのサッサリ大学のPlinio Innocenzi教授が、精巧な絵画で知られるレオナルド・ダ・ヴィンチの工学的才能に光を当て、芸術、科学、工学のつながりについての新たな視点と解釈を紹介されました。

Traversa教授Traversa教授

Innocenzi教授Innocenzi教授

2日間にわたるイベントは、中国、インド、イタリア、フランス、韓国、イギリス、日本の研究者や学生によって、ライフサイエンス、材料、エネルギー・環境に関する3つのセッションと、最新の工学研究を紹介するポスター発表が行われました。

革新的な研究成果を発信する場として本学の学生や教員だけでなく各国から幅広くご参加いただき、セッションやポスター発表では活発な質疑応答も行われ、非常に有意義なシンポジウムとなりました。

ポスターセッションポスター発表