イベント情報
余剰電力吸収システムを導入した帯水層蓄熱システム(ATES)実証実験施設見学会
- 受付中
- イベント
2025年7月17日、2025年7月18日
その他
大阪公立大学は、三菱重工サーマルシステムズ株式会社、株式会社竹中工務店、関西電力株式会社、株式会社安井建築設計事務所、東京大学と共同で、令和5年度より環境省「地域共創・セクター横断型カーボンニュートラル技術開発・実証事業」に取り組んできました。その一環として、季節間蓄熱が一般的な帯水層蓄熱システム(ATES:Aquifer Thermal Energy Storage)をベースに、新たに世界初の多重蓄熱機能および短周期蓄熱・放熱機能を備えた、再生可能エネルギー(以下、再エネ)の余剰電力吸収システムを開発しました。
本システムは、再エネのより一層の拡大の足かせとなっている余剰電力を活用し、電気エネルギーを冷房に直接使える熱エネルギーとして大量かつ安価に蓄え、わずかな電力で汲み出して使えるシステムで、「余剰再エネ電力の有効活用と電力の需給調整」という脱炭素社会に向けた2つの課題解決に資する画期的な技術です。
本システムを大阪市舞洲障がい者スポーツセンター(アミティ舞洲)の既設ATESに導入し、2024年11月から2025年3月までの暖房運転で、地下に13℃の地下水を蓄えた後、2025年4月から6月にかけて、余剰再エネ電力を使って、この地下水の中心部に5℃まで冷やした地下水を追加で蓄えました。
7月1日(火)より、この5℃に冷やした地下水をそのまま冷房に活用する実証試験を開始しており、冷凍機を使用せず、ポンプだけの小さな消費電力でアミティ舞洲館内の冷房設備を運転している様子をご覧いただける見学会を実施します。
皆さまのご参加をお待ちしております。
- 開催日時
- 2025年7月17日(木)14:00~16:00(13:30 受付開始)
- 2025年7月18日(金)14:00~16:00(13:30 受付開始)
- イベント内容
- 再エネ余剰電力吸収システムの概要説明
- アミティ舞洲内の施設見学
- 運用データに関する説明
- 運用状況分析結果の説明
- ATESの普及に向けた行政の取組
- 質疑応答
- 開催場所詳細
大阪市舞洲障がい者スポーツセンター(アミティ舞洲)
〒554-0041 大阪市此花区北港白津二丁目1番46号
アクセス:https://fukspo.org/maishimassc/access/- 対象
- 低炭素化技術に関心のある方
- 帯水層蓄熱技術の応用に関心のある方
- 太陽光発電設備を導入・計画されている方
- 施設に大規模な太陽光発電設備を保有し、余剰電力の問題に困っておられる方
- ヒートポンプの活用に関心のある方
- 変動性再生可能エネルギーの問題に関心のある方
- 中央熱源方式の空調設備の新設・改修を計画されている方
- 定員
各日30名(先着順)
- 参加費
無料
- 申込期間
2025年7月1日~2025年7月11日
- お問い合わせ先
大阪公立大学都市科学・防災研究センター
特任教授 中尾 正喜(なかお まさき)
TEL:06-6605-2993
E-mail:nakao[at]omu.ac.jp
※[at]を@に変更してください。- 主催、後援等
大阪公立大学(環境省「地域共創・セクター横断型カーボンニュートラル技術開発・実証事業」帯水層蓄熱設備に付加する余剰再生可能エネルギー電力吸収システムの技術開発の受託代表事業者)
該当するSDGs