お知らせ

高精度放射線治療装置の内覧会を開催―リアルタイムに体内を映してがんを狙い撃ち―

2022年6月20日

  • 社会連携

2022年6月14日(火)、大阪公立大学医学部附属病院において、高精度放射線治療装置「Elekta Unity (エレクタ ユニティ) MRリニアックシステム(以下、MRリニアックシステム)」導入を機としたプレスセミナーおよび内覧会を開催しました。

MRリニアックシステムは、高磁場MRIとリニアックを融合した高精度放射線治療システムで、治療直前および照射中にも患者のMRI画像を取得することが可能です。日本で導入したのは本学で3例目、西日本では最初となる新時代の放射線治療装置です。
MR画像を確認しながら、腫瘍とその進展範囲、周囲臓器との位置関係をリアルタイムに捉え、腫瘍をピンポイントで照射しながら、近接する正常組織の被ばくを避けることができます。また、治療期間中の腫瘍の形状や位置の変化に応じて治療計画をオンラインで即座に変更できることから、これまでにない患者さん一人ひとりに合わせた精度の高い治療を実現する装置です。

セミナーでは、日野 雅之 副院長の挨拶の後、放射線治療科 澁谷 景子部長と中央放射線部 市田 隆雄 技師長より、治療装置により拓かれるがん治療の新たな可能性や意義について解説がありました。その後、放射線治療フロアにて治療室と操作室を報道に公開しました。

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内覧会の風景

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日野 雅之 副院長

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放射線治療科 澁谷 景子部長

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中央放射線部 市田 隆雄 技師長

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治療室の様子

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操作室の様子

参考資料

MRリニアックシステムのご紹介(大阪公立大学医学部附属病院Webページ)
https://www.hosp.med.osaka-cu.ac.jp/med-eq/mrlinac.shtml 


お問い合わせ先

大阪公立大学
広報課(あべの) 皆藤・藤井
電話:06-6645-4545
E-mail:koho-list[at]ml.omu.ac.jp  
    ※[at]を@に変更してください。

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