お知らせ

【夜間特別開園】のお知らせ ~夜咲き熱帯スイレン観察会を開催!~

2022年8月2日

  • プレスリリース

大阪公立大学附属植物園は、2022年9月2日(金)・3日(土)の2日間「夜間特別開園」を実施します。また、初日2日(金)には「夜咲き熱帯スイレンの観察会」を開催します。

ポイント

〇夜咲き熱帯スイレンの開花の様子を観察できます。
通常は閉園している17時から開園し、20時30分まで観察いただけます。夜咲き熱帯スイレンの花は、夜19時頃から咲き始め、翌朝9時頃に閉じ、これを2日間繰り返します。夜間に色鮮やかな花を咲かせ、強い芳香を出すことで夜行性昆虫を誘引し、花粉を送粉してもらうのが特徴です。

〇専門家による解説を実施
9月2日(金)は18時から30分間、当園のスタッフや本学理学研究科准教授 厚井 聡が、夜咲き熱帯スイレンの開花の仕組みを解説します。また、夜咲き熱帯スイレンの仲間であるパラグアイオニバスも観察します。葉の裏側や内部構造、さらには花の断面を観察し、巨大な葉が水面に浮く仕組みや、昆虫を巧みに利用した送粉様式について説明します。

過去の観察会の様子

過去の夜咲き熱帯スイレン観察会の様子

パラグアイオムニバス

切断されたパラグアイオニバスの葉と花

<昼咲きと夜咲きの熱帯スイレンについて>

花を昼に開いて夜に閉じる現象は「就眠運動」と呼ばれ、タンポポやチューリップなど身近な植物で観察できます。熱帯スイレンの花も就眠運動をしていますが、昼に開花する一般的な就眠運動をする系統と、昼夜が逆転して夜間に開花する系統があり、それぞれ「昼咲き」「夜咲き」と呼ばれています。
どちらも東アフリカなどの熱帯に自生しており、紀元前の古代エジプトで栽培が始まったとされ、さまざまな園芸品種が作られています。
今回のイベントでは、夜咲き熱帯スイレンを中心に、みなさまに鑑賞していただきます。

熱帯スイレン

9:30では開花しているが(左)13:30では閉じているのがわかる(右)

 

イベント概要

【夜間特別開園】

開催日時: 2022年9月2日(金)、3日(土)
各日ともに17時00分~20時30分(雨天実施)
(最終入園は20時00分)
会  場: 大阪公立大学附属植物園(熱帯スイレンプール周辺の限定エリアでの開園となります)
 住所)大阪府交野市私市2000
 アクセス)京阪電車交野線「私市(きさいち)」駅下車、徒歩約6分
入 園 料: 350円
 ※中学生以下、障がい者手帳、知的障がい者療育手帳及び精神障がい者保健福祉手帳をお持ちの方は、
  手帳の提示により本人と付添の方1名は入園料無料
 ※大阪府在住の満65歳以上の方で、住所・年齢の分かる公的証明書を提示された方は入園料150円
参加方法: 事前申込不要
注意事項: ①20時30分に閉園します、最終入園時刻は20時00分です。
②中学生以下は入園無料ですが必ず保護者が同伴してください。保護者の方は入園料が必要です。
③薄暗がりで開花を観察しますので、小型懐中電灯をご持参ください。
④写真撮影は自由です。
⑤夜間開園時は安全確保のため、お車での来園はお断りしております。
⑥通常開園時間から連続での滞在はできません。通常開園時間から入園されている場合、
夜間開園のための準備の間16時30分に一度退園いただき、17時に再入園いただきます。
(再入園は無料です)
⑦新型コロナ感染症対策として、参加にあたってお名前と連絡先電話番号を提出いただきます。
⑧参加の際は、マスクの着用とソーシャルディスタンスの確保のご協力をお願いします。

【夜咲き熱帯スイレン観察会】

開催日時: 2022年9月2日(金) 18時00分~18時30分(雨天中止)
内  容: 専門家による『夜咲き熱帯スイレンの開花の仕組みの説明会』
講  師: 厚井 聡(理学研究科准教授)
参 加 料: 無料[夜間特別開園の入園料は必要です]
参加方法: 当日17時から植物園事務所入園窓口にて参加整理券を配付いたします。   
参加のご希望を窓口でお申し出ください。参加整理券の配付は先着20名様までとなります。
そ の 他: 注意事項は、夜間特別開園を参照ください。


プレスリリース全文 (1.1MB)

本件に関する問い合わせ先

大阪公立大学附属植物園
担当:中野
TEL:072-891-2059(9:00~17:00)
FAX:072-891-2101
E-mail: gr-bg-info[at]omu.ac.jp [at]の部分を@に変更してください。

取材に関する問い合わせ先

大阪公立大学 広報課
担当:田中
TEL:06-6605-3411
E-mail: koho-list[at]ml.omu.ac.jp [at]の部分を@に変更してください。

該当するSDGs

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