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工学研究科の木村准教授が令和5年度科学技術分野の文部科学大臣表彰を受賞

2023年4月10日

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202347日に文部科学省から発表のあった令和5年度「文部科学大臣表彰」において、4月より着任された工学研究科の木村 健太准教授が「若手科学者賞」を受賞しました。

文部科学大臣表彰(科学技術分野)は、科学技術に関する研究開発、理解増進等において顕著な成果を収めた者について、その功績を讃えることにより、科学技術に携わる者の意欲の向上を図り、科学技術水準の向上に寄与することを目的としたものです。

木村准教授のコメント

このたびは、栄誉ある賞を賜り大変光栄に存じます。これまで一緒に研究を進めてきた共同研究者の皆さま、および研究や事務など多方面でご支援くださった皆さまにこの場を借りて心より御礼申し上げます。さまざまな電子デバイスの動作を根底から支えているのが、電場や磁場、電磁波に対する物質の応答です。未来に役立つ革新的な電磁応答の発見に向け、今回の栄誉を励みに今後も研究活動に精進して参りたいと存じます。

kenta kimura

受賞対象となった研究業績概要

〈業績名〉
時間と空間反転対称性が破れた反強磁性体の電磁応答の研究

〈内容〉
時間反転と空間反転対称性が共に破れた物質は、特異な電磁応答(電場や磁場、光に対する応答)を示すことから、これまで多くの研究がなされてきました。しかし、これまで観測された電磁応答は一般に小さく、また、どのような物質で応答が巨大化するかといった物質設計の立場からの実験研究は限られていました。本研究では、空間非対称な磁気的サブユニットに着眼した独自の物質設計を柱として、時間反転と空間反転対称性が破れた反強磁性体(マクロな磁化をもたない磁性体)の電磁応答を実験的に探究しました。反強磁性に起因した巨大な光学応答を発見したのみならず、外場による反強磁性体の制御を介して、三段階調光機能とも呼ぶべき新規な磁気光学機能を実現しました。本研究成果は、反強磁性体の電磁機能性材料としての有用性を示すものであり、反強磁性体を使った次世代の磁気光学デバイスや磁気メモリの開発に貢献すると期待されます。
※受賞対象となった研究業績は、前所属(東京大学)でのものです。

関連情報

令和5年度科学技術分野の文部科学大臣表彰受賞者等を決定しました(文部科学省Webサイト)

お問い合わせ先

大学院工学研究科
准教授 木村 健太(きむら けんた)
TEL:072-252-6187
E-mailkentakimura[at]omu.ac.jp
[at]@に変更してください。