お知らせ

2023年度大阪公立大学若手研究者奨励賞授賞式・記念講演を開催

2023年11月13日

  • 受賞
  • 研究

2023年10月30日(月)、杉本キャンパス・田中記念館ホールにて「2023年度大阪公立大学若手研究者奨励賞」の授賞式・記念講演が行われました。

本奨励賞は、大阪市立大学で2017年度より実施されてきた「南部陽一郎記念若手奨励賞」と2020年度より新たに創設された「恒藤恭記念若手奨励賞」を引継ぎ、2022年度より大阪公立大学若手研究者奨励賞として、若手研究者の意欲と研究水準の向上を図ることを趣旨に学内表彰として実施されます。

本奨励賞は、2023年度より表彰部門がリニューアルされ、全5部門の応募部門が設置されました。今年度は基礎科学部門に9名、応用科学部門に7名、人文・社会科学部門に6名、健康・生命科学部門に11名、総合科学部門に10名の応募があり、全部門で合計43名の応募がありました。

書面審査と協議を重ねた結果、基礎科学部門3名、応用科学部門2名、人文・社会科学部門2名、健康・生命科学部門3名、総合科学部門3名の計13名が本奨励賞の授賞者に選ばれました。

授賞式ではまず初めに選考委員長の池田副学長より審査の講評が述べられ、その後、辰巳砂学長より受賞者へ表彰状と副賞の賞金5万円が贈呈されました。また、受賞者の中から、特筆すべき優れた業績を上げた者として、南部陽一郎記念若手奨励賞1名、恒藤恭記念若手奨励賞1名が選ばれ、表彰状と表彰楯が贈呈されました。授与に続き、辰巳砂学長より祝辞が贈られました。
授賞式に続いて、南部陽一郎記念若手奨励賞受賞者の山田 亮祐准教授(工学研究科)および恒藤恭記念若手奨励賞受賞者の石丸 翔也特任教授(情報学研究科)より、記念講演が行われました。講演では、副学長や研究科長からの質疑や活発な意見交換が行われ、盛会のうちに授賞式を終えることができました。
あいにく、当日授賞式に出席が叶わなかった受賞者の方には、後日、事務局より賞状と副賞が贈られました。

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講評 池田 一雄副学長(選考委員長)

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祝辞 辰巳砂 昌弘学長

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表彰式の様子(山田 亮祐准教授)

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表彰式の様子(石丸 翔也特任教授)

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記念写真

2023年度大阪公立大学若手研究者奨励賞 
南部陽一郎記念若手奨励賞

機械学習を駆使した酵母による
有用物質生産に関する研究
工学研究科 山田 亮祐 准教授

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2023年度大阪公立大学若手研究者奨励賞 
恒藤恭記念若手奨励賞

AI技術による人の知性の拡張
情報学研究科 石丸 翔也 特任教授
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2023年度大阪公立大学若手研究者奨励賞 受賞者一覧

部門 研究内容 受賞者
南部陽一郎若手奨励賞 機械学習を駆使した酵母による有用物質生産に関する研究 工学研究科 山田 亮祐准教授
恒籐恭記念若手奨励賞 AI技術による人の知性の拡張 情報学研究科 石丸 翔也特任教授
基礎科学部門 高分子濃度の上昇によるガラス化、相分離、および反応加速 工学研究科 鈴木 祥仁准教授
非可換正則代数の構成と幾何学的構造の研究 理学研究科 神田 遼准教授
代数多様体に於ける複素微分幾何学と力学系 理学研究科 小池 貴之准教授
応用科学部門 機械学習を駆使した酵母による有用物質生産に関する研究 工学研究科 山田 亮祐准教授
デバイス実用化に向けた無機表面 での金属有機構造体の配向成長 工学研究科 岡田 健司准教授
人文・社会科学部門 リモートセンシングを用いた都市の散在緑地の経済価値測定 経済学研究科 黒田 雄太准教授
アイデンティティと精神的健康の相互関連メカニズムの解明 国際基幹教育機構・現代システム科学研究科
畑野 快准教授
健康・生命科学部門
天然物-擬天然物を基盤とした新規骨髄腫治療薬の創製研究 理学研究科 中山 淳講師
大腸癌関連線維芽細胞が腫瘍免疫・癌免疫治療抵抗性 に及ぼす影響の解析 医学研究科 笠島 裕明病院講師
報酬/罰情動制御における縫線核セロトニン神経の新たな役割の解明 医学研究科 河合 洋幸助教
総合科学部門
AI技術による人の知性の拡張 情報学研究科 石丸 翔也特任教授
リハビリ×情報工学による行動分析の技術開発と高齢者の健康増進戦略の構築 リハビリテーション学研究科
上村 一貴准教授
コロナ禍における位置情報ビッグデータを用いた時空間分析手法の開発 生活科学研究科 加登 遼助教

※職位は受賞当時のもの

問い合わせ先

研究推進課(杉本キャンパス) 研究推進担当
Tel06-6605-3466
E-mail:gr-knky-suishinhonbu[at]omu.ac.jp
※[at]を@に変更してください