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経済学部・松本ゼミが『第6回 つながる、ぬり絵展』で参加者の交流ミーティングを実施

2023年12月4日

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新型コロナウイルスが流行する2021年、高齢者施設ではレクリエーションなどにも制限があり、利用者の方の機能低下が懸念されていました。そこで始まったのが、『つながる、ぬり絵展』。誰かが描いた下絵に、違う誰かが色を付けて一つの作品を完成させるというもので、世代や地域を超えた、顔も名前も知らない人たちがぬり絵を通して出会う企画です。年2回開催されており、今では高齢者施設の方だけではなく、保育園や中学校・高等学校など、幅広い方が参加しています。

2023122日(土)、経済学部・松本ゼミナール(担当:松本 淳教授)が、読売新聞大阪本社(大阪市北区)で開催されたイベント、『第6回 つながる、ぬりえ展』において、下絵を描いた人と色を付けた人をつなぐオンライン交流ミーティングを実施しました。本イベントは、天神橋三丁目商店街振興組合が主催で、読売新聞大阪本社、松本ゼミ、近畿社会福祉専門学校、大阪市北区社会福祉協議会が協力しています。下絵・色付けには松本ゼミの学生の他、松本ゼミと2021年から連携を進める徳島県牟岐町の方々、アメリカやオーストラリア、南スーダンなど海外からの参加もありました。 

当日は、天神橋三丁目商店街振興組合の築部 健二理事長、松本先生のあいさつに続き、近藤 拓実さん(経済学部3年)が中心となって制作した『つながる、ぬり絵展』の紹介動画を上映。関係者が熱く語るインタビュー映像の後には、会場から温かい拍手が起こりました。

続いてこの日のメインイベントである、下絵を描いた人・色を付けた人をつなぐオンライン交流ミーティングを実施。大阪の会場からはプロの漫画家や松本ゼミの学生らが参加し、徳島県牟岐町や高齢者施設の方などがオンラインで参加しました。ミーティングは完成したぬり絵を見ながら少人数で行われ、下絵のモデルとなった場所の説明や、塗った色を選択した理由など、一つのぬり絵を通して活発な交流が行われました。 

全体の進行役を務めた一人、山崎 杏純さん(経済学部3年)は、「下絵を描いた人、色を付けた人が顔を合わせることで、『見える化』できたと思います。人と人のつながりの大切さを感じましたし、ここからさらに広がっていくとうれしいです」と語ってくれました。また、もう一人の進行役で動画制作も担当した近藤さんは、「オンラインならではの貴重な出会いでした。私たちは学生生活の半分がコロナ禍でしたが、だからこそ発想できた形ですし、そんな学生がこのイベントを実施したことにも意味があったと思います」と話していました。

『第6回 つながる、ぬりえ展』は読売新聞大阪本社1階で128日(金)まで、りそな銀行南森町支店のショーウィンドウには1211日(月)まで展示されます。

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築部理事長のあいさつと会場の様子

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松本先生のあいさつ

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下絵を描いた人と色を付けた人の交流


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広報課 
Tel:06-6605-3411
Eメール:koho-list[at]ml.omu.ac.jp [at]@に変更してください。

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