お知らせ

毒物紛失事案 再発防止に向けた取り組みの最終報告

2024年9月10日

  • 大学からのお知らせ

本学工学研究科研究室所有で発生した毒物紛失事案(5月16日(木)公表)につきましては、各方面に多大なるご迷惑とご心配をおかけしており、改めてお詫び申し上げます。  
安全対策の検討については、大阪市健康局をはじめとする関係行政機関からのご指導を賜り、進めて参りました。
今回の事案をふまえた「再発防止策」について、以下の通り最終報告させていただきます。

本学の「化学物質管理ルール(関連規程および要綱)」改正に伴う対応

 

項目

対応

一般試薬、毒物、劇物の保管庫区別

 

  • 毒物と劇物はそれぞれ別の保管庫で管理をする。
  • 紛失が発覚し、毒物と劇物を区別して保管することとしたが、区別して保管することが出来ない研究室に対し、保管庫を新たに購入し、7/29に設置が完了した。

毒物保管庫の管理

  • 毒物の入っている保管庫の鍵の管理は教員とし、学生が毒物を扱う実験等を行う場合、開錠時から閉錠時までの管理を、原則教員が行うこととした。

毒物の廃棄指針

  • 3年以上使用していない毒物は原則廃棄処分とし、未使用期間が3年未満であっても、使用予定のない毒物については、可能な限り速やかに廃棄処分することとし、7/22に全キャンパスの廃棄対応を完了した。

従来ルールの再確認と周知徹底についての対応

毒物保管庫および劇物保管庫の固定による盗難防止

  • 対象の研究室責任者に対し、6/56/7に左記の従来ルールの再確認等の調査を行い、各項目について、再確認を徹底するよう周知した。

緊急時連絡先の常時掲示

保管庫・容器の表示再確認

新規試薬の管理徹底

緊急時対処法の周知徹底

教育訓練の再実施

  • 6/19~7/10に毒物劇物の管理の在り方及び緊急時の対応等を含めた教育訓練を再実施。対象者全員が受講した。

10

指導内容の見直し

  • 例年、年度当初に行う教育訓練に管理方法及び緊急時の対処法に関する内容を追加する。
  • 教育訓練項目に学内外の専門家の意見を取り入れ、内容を充実することとした。

その他の対応
  • 関連規程・要綱改正
    新たな化学物質管理ルールを反映させた規程・要綱を改正し、7月1日より施行した。
  • 研究室への立ち入り検査の実施
    各キャンパスにおいて労働衛生コンサルタント及び安全衛生課職員が任意に抽出した化学物質保管研究室に立ち入り検査を実施し、変更後の化学物質管理ルールを遵守しているか等について確認した。
添付資料
本件に関する問い合わせ先

大阪公立大学 安全衛生課 担当:課長 倉家(くらいえ)
電 話: 06-6605-2096・2097