お知らせ
全固体電池研究所が国際セミナーを開催
2025年8月8日
- 国際交流
2025年8月4日(月)、ドイツ・ミュンスター大学のWolfgang Zeier教授を中百舌鳥キャンパスA12棟に迎え、固体電池の構造理解がイオン輸送に与える影響についての特別講義が開催されました。
本講義は、全固体電池研究所が主催する「全固体電池に関する国際セミナー」シリーズの一環として開催され、『Towards solid state batteries: From material fundamentals to transport limitations in electrodes』というタイトルで行われました。Zeier教授は、固体電池の開発を進めるためには、構成材料の微視的な構造に注目し、それが電極によるイオンの移動にどのように影響するかを理解することが重要と強調しました。
講義では、異なるサイズの粒子の混合、格子ひずみ、結晶構造内の微小な欠陥がイオン輸送に与える影響など、Zeier教授の研究から得られた重要な知見が紹介されました。電池の寿命延長や充電速度の向上を目指し、研究に注力されている様子に、会場に集まった学生や研究者は熱心に耳を傾けていました。
講義の最後には、大阪公立大学の学生や研究者との質疑応答が実施され、活発な意見交換が行われました。このような国際的な教育・研究交流も含め、大阪公立大学全固体電池研究所は、最先端の研究活動を牽引し、持続可能な電池技術の研究や発展に寄与する活動を行ってまいります。
Zeier教授
セミナー参加者との集合写真
関連情報
問い合わせ先
大阪公立大学 全固体電池研究所 (学術共同研究拠点事務局)
E-mail: gr-knky-assb[at]omu.ac.jp
※[at]を@に変更してください。
Tel: 072-254-8327
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