お知らせ
2025年度大阪公立大学若手研究者奨励賞授賞式・記念講演を開催
2025年12月1日
- 研究
- 受賞
2025年11月11日(火)、杉本キャンパス・学術情報総合センター10階大会議室にて「2025年度大阪公立大学若手研究者奨励賞」の授賞式・記念講演が行われました。
本賞は、若手研究者の意欲と研究水準の向上を図ることを趣旨とし、顕著な研究業績を上げた本学の若手研究者を表彰する賞として2017年に大阪市立大学で創設され、今年で9回目、大阪公立大学では4回目となり、2023年度より「基礎科学」「応用科学」「人文・社会科学」「健康・生命科学」「総合科学」の5つの応募部門を設置し、部門ごとに受賞者を決定しています。
また、その受賞者の中から特筆すべき優れた業績を上げた者に対し、記念奨励賞を授与しています。
記念奨励賞には、本学名誉教授・特別栄誉教授であり、2008年ノーベル物理学賞を受賞された南部陽一郎先生の業績を称えて創設した「南部陽一郎記念若手奨励賞」、大阪市立大学初代学長の名を冠した「恒藤恭記念若手奨励賞」がありましたが、今年度より新たに、大阪府立大学初代学長の名を冠した「堀場信吉記念若手奨励賞」を創設しました。
授賞式では、まず初めに選考委員長の寺北副学長より審査の講評が述べられ、その後、櫻木学長より受賞者へ表彰状と副賞が贈呈されました。また、記念奨励賞受賞者へは表彰状と楯が贈呈されました。授与に続き、櫻木学長より祝辞が贈られました。
続いて、「堀場信吉記念若手奨励賞」の新設を記念し、堀場信吉先生のひ孫にあたる、株式会社堀場製作所 取締役兼株式会社堀場エステック 代表取締役社長の堀場 弾様に、特別にご臨席賜り祝辞を頂戴しました。
記念講演では、ご列席の皆さまからの質疑や活発な意見交換が行われました。閉式後、交流の時間が設けられ、盛会のうちに終了いたしました。
講評 寺北 明久副学長(選考委員長)
祝辞 櫻木 弘之学長
来賓祝辞 堀場 弾様
表彰状授与の様子

記念写真
記念講演

南部陽一郎記念若手奨励賞
「遺伝子発現の加齢変化をタンパク質レベルで再定義し、老化のメカニズムに迫る」
医学研究科 高杉 征樹准教授

恒藤恭記念若手奨励賞
「帰納バイアスに基づく深層学習による資産運用の高度化」
経営学研究科 中川 慧教授

堀場信吉記念若手奨励賞
「光濃縮を基盤とするPCRフリー・迅速・高感度な核酸診断技術の開発」
研究推進機構 豊内 秀一特任講師
2025年度大阪公立大学若手研究者奨励賞 受賞者一覧
| 部門 | 研究内容 | 受賞者 |
|---|---|---|
| 南部陽一郎記念若手奨励賞 | 遺伝子発現の加齢変化をタンパク質レベルで再定義し、老化のメカニズムに迫る | 医学研究科 高杉 征樹 准教授 |
| 恒籐恭記念若手奨励賞 | 帰納バイアスに基づく深層学習による資産運用の高度化 | 経営学研究科 中川 慧 教授 |
| 堀場信吉記念若手奨励賞 | 光濃縮を基盤とするPCRフリー・迅速・高感度な核酸診断技術の開発 | 研究推進機構 豊内 秀一 特任講師 |
| 基礎科学部門 | 遺伝子発現の加齢変化をタンパク質レベルで再定義し、老化のメカニズムに迫る | 医学研究科 高杉 征樹 准教授 |
| 多孔性配位錯体の薬物キャリアとしての応用に向けた検討 | 工学研究科 大崎 修司 准教授 | |
| 複素多様体上のトーラス作用の研究 | 理学研究科 石田 裕昭 准教授 | |
| 応用科学部門 | 院外心肺停止患者における、搬送前予後予測モデルおよびアプリケーションの開発 | 医学研究科 島田 健晋 病院講師 |
| 人文・社会科学部門 | 帰納バイアスに基づく深層学習による資産運用の高度化 | 経営学研究科 中川 慧 教授 |
| 移民の居住格差に関する実証的研究 | 文学研究科 金 希相 准教授 | |
| 健康・生命科学部門 |
光濃縮を基盤とするPCRフリー・迅速・高感度な核酸診断技術の開発 | 研究推進機構 豊内 秀一 特任講師 |
| 総合科学部門 |
医・リハ・工の融合による支援ロボットの研究開発と社会実装に向けた実践的展開 | 工学研究科 高井 飛鳥 助教 |
| 脳波による脳神経障害のバイオマーカー探索と臨床応用 | リハビリテーション学研究科 上田 将也 講師 |
※次第順
※職位は受賞当時のもの
関連情報
問い合わせ先
研究推進課(杉本キャンパス) 研究推進担当
Tel:06-6605-3451
E-mail:gr-knky-suishinhonbu[at]omu.ac.jp
※[at]を@に変更してください