お知らせ

協創研究センター「未来の博士育成ラボラトリー」 高専実験プログラムを開催(2025年)

2025年12月25日

  • 社会連携
  • 教育

未来の博士育成ラボラトリーは、堺市教育委員会と連携し、中学生を対象に実施している科学教育事業です。国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)の「次世代科学者育成プログラム」採択事業として20127月に活動を開始しました。2023年度には公益財団法人中谷医工計測技術振興財団の次世代理系人材育成プログラム助成事業に採択され、「総合知で持続可能な未来社会を創る高度人材育成プログラム」として活動を続けています。 

2025年12月13日(土)には大阪公立大学工業高等専門学校で実験プログラムを実施しました。当日は、大阪公立大学工業高等専門学校 西岡副校長による学校紹介の後、未来の博士育成ラボラトリーおよび堺サイエンスクラブの受講生は「わくわく科学体験!~ロボットから未来のくらしまで~」と「電気と磁石で音をつくろう!〜スピーカーのひみつを探れ〜」の2つの実験テーマに分かれて実験を楽しみました。

わくわく科学体験!~ロボットから未来のくらしまで~

主担当講師:野田 達夫准教授

ロボットと未来のくらしをテーマに、①機械学習とScratchによるシューティングゲーム製作、②プログラミングによるロボットアームの操縦体験、③太陽電池で光るランタンの組み立て、④MESHを使ったスマートホーム体験の4つの講座を実施しました。
いずれの講座も有志団体FARADに所属する現役の高専生が講師となり、実験方法や動作原理について解説しました。限られた時間ではありましたが、各講座で「ゲームをもっと面白くするには?」「ロボットアームで魚釣りをするには?」といった課題が参加者に投げかけられ、高専生との対話を通じて楽しみながら取り組む様子が見られました。

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FARAD(電気化学×教育デザイン研究室Webサイト)

電気と磁石で音をつくろう!〜スピーカーのひみつを探れ〜

主担当講師:金井 友希美講師

電気と磁石のはたらきをテーマに、身近な材料を使ってスピーカーを制作する体験型の科学イベントを実施しました。はじめに、紙コップやコイル、磁石を使い、実際にスピーカーづくりに挑戦しました。身近な材料で簡単に作ったスピーカーから音が鳴る様子に、参加者が驚く場面も見られました。
続いて、電流と磁石の関係を手がかりに、音の正体である「振動」をスピーカーが作り出していることや、なぜ音が鳴ったのかについて考えました。後半では、振動板の素材やコイルの巻き方などを自由に変えながらスピーカーを改良し、音の大きさや聞こえ方の違いを比較する探究活動を行いました。TAとして参加したROSEの学生や参加者同士で意見を交わし、互いの作品を参考にしながら、作っては音を確かめるという試行錯誤を重ねる様子が見られ、理科の知識とものづくりの楽しさを体験的に学ぶ時間となりました。

ROSE - 大阪公立大学高専 女子学生有志チーム Webサイト

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また、2025年11月29日(土)には中百舌鳥キャンパスで理系女子大学院生チーム「IRIS(アイリス)」によるワークショップを開催し、2025年12月20日(土)には本事業へ助成支援を受けている中谷財団主催の成果発表会にも参加しました。

科学ってこんな分野もあるの!? AI&HR図のW実験教室
「中谷財団 2025年度 科学教育振興助成 成果発表会」に参加、研究成果を発表

未来の博士育成ラボラトリーについて

事業の概要や過去の活動情報は未来の博士育成ラボラトリーWebサイトをご覧ください。
事業の目的・概要(未来の博士育成ラボラトリー)
活動情報(未来の博士育成ラボラトリー)

問い合わせ先

産学官民共創推進室 社会連携担当
Tel:06-7656-5112

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