プレスリリース
株式会社島津製作所と包括的連携に関する協定書を締結 全固体電池や感染症分野で共創し、社会課題の解決を目指す
2025年7月18日
大阪公立大学は、７月14日に株式会社島津製作所と、研究開発・人材育成などの相互協力の推進を目的とする「包括的連携に関する協定書」を締結しました。両者は本協定書に基づき、産学官民共創リビングラボ（以下、リビングラボ）における連携を通じて、全固体電池や感染症分野などで共に社会課題を解決し新しい社会創造を目指します。
本学は、文部科学省の2023年度「地域中核・特色ある研究大学の連携による産学官連携・共同研究の施設整備事業」及び「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業（J-PEAKS）」に採択されており、イノベーションアカデミー事業の共創研究拠点として、中百舌鳥キャンパスにスマートエネルギー棟（下記写真参照）を建設・整備しました。本棟はリビングラボ施設であり、その一画に、「Co-Creation using Evaluation Equipments」として島津製作所のレーザー回折式粒度分布測定装置やダイナミック粒子画像解析システム、質量分析装置、イメージング質量顕微鏡iMScopeQTを導入しています。最先端の電池材料開発や評価技術に関わる新しい分析・計測手法や機器開発、アプリケーション開発に関わる共同研究を実施するとともに、先端機器の操作や網羅的な解析手法の教育を施すなど人財の育成に取り組みます。
また、本学の大阪国際感染症研究センター（OIRCID）と感染症対策として、下水・環境等サーベイランス※で共創し、新たな装置・試薬の開発にも取り組みます。
株式会社島津製作所は、中期経営計画において、ライフサイエンス分野を含むヘルスケアや、安心・安全な社会の実現を目指すマテリアル、インダストリーを社会価値創生領域と定めており、これからも世界中のパートナーと連携し、社会課題の解決に貢献していきます。
※ 感染症の流行を早期発見するため、感染症の発生状況を把握し、得られた情報を解析し、疾病に罹患しないために還元・活用するもの（厚生労働省Webサイトより抜粋）
本件に関する問い合わせ先
産学官民共創推進室 清水
Tel：072-254-9128
Eメール：gr-sngk-omu[at]omu.ac.jp ※[at]を@に変更してください。
報道に関する問い合わせ先
広報課 永田
Tel：06-6967-1834
Eメール：koho-list[at]ml.omu.ac.jp ※[at]を@に変更してください。