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本学医学研究科 金子 明特任教授が第18回ヘルシー・ソサエティ賞の「教育」部門を受賞

2022年6月7日

  • 医学研究科

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2022年6月2日、18回ヘルシー・ソサエティ賞の受賞者が発表され、医学研究科の金子 明特任教授が「教育」部門を受賞しました。

ヘルシー・ソサエティ賞は、より健全な社会づくりを目指し、献身的に素晴らしい活動を行っている方々を顕彰する目的で、2004年に公益社団法人日本看護協会とジョンソン・エンド・ジョンソン日本法人グループにより創設されました。
「教育」部門は、学生・生徒たちを特別な方法で指導し、本来の担当業務の範囲を越えて特別な努力をされた先生方など、社会のあらゆる場において、教育を深め、人々に更なる知識を与えた功績を対象としています。 

金子明先生は、過去40年近く南西太平洋バヌアツ島嶼やケニア西部・ビクトリア湖地域などのマラリア流行地において、マラリア根絶に向けた介入研究に献身してこられました。その達成の鍵となる国内外の若手人材育成、流行地住民啓発に多大な功績のあったことが、ヘルシー・ソサイエティ賞「教育」部門受賞者として評価されました。

特筆すべきは、強く希望する医学部生や大学院生をこれら流行地フィールド研究に参加させる試みです。既に百人近くが現地体験を経て巣立っています。医師や研究者としてのキャリア早期に、貧困と表裏一体で生きながら、様々な感染症と闘う流行地住民の多様な現実世界を共有し得たことは、彼らの人生に新たな視野を開くものであります。

今後も金子明先生は本学特任教授としてケニア西部で展開されるSATREPS事業代表者を務め、マラリア根絶達成に向けた更なる貢献が期待されます。

  • プレスリリース:ビクトリア湖地域におけるマラリア原虫の遺伝的多様性を全ゲノム配列データを用いて初めて評価、202110月、国際学術誌「Scientific Report」に掲載
    https://www.osaka-cu.ac.jp/ja/news/2021/211028-2

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