最新の研究成果

理学研究科 教員らの共同研究による論文が、「Chemical Communications」誌のInside Front Coverに採用

2022年10月27日

  • 理学研究科

理学研究科の田中 真穂 大学院生(博士前期課程1年)、坪井 泰之 教授、柚山 健一 講師の論文「Formation of a core–shell droplet in a thermo-responsive ionic liquid/water mixture by using optical tweezers」が、Royal Society of Chemistryが発刊する「Chemical Communications」誌に掲載され、Inside front coverを飾りました。

本研究では、光ピンセットを用いて、温度応答性イオン液体から一滴を形成することに初めて成功しました。ソルバトクロミック蛍光色素を利用した蛍光観察により、イオン液体液滴のコアシェル構造を明らかにしました。これらの成果はマイクロスケールでの物質の濃縮や微量分析、発光材料の研究など光化学・フォトニクス・電気化学の分野での応用が期待されます。

Inside front coverのイラストは、光ピンセットによる液滴形成とコアシェル構造による蛍光色の変化を表現しています。

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掲載論文

Chem. Commun., 2022, 58, 1178711790
https://doi.org/10.1039/D2CC02699F

お問い合わせ

大学院理学研究科
講師 柚山 健一(ゆやま けんいち)
Tel:06-6605-3693
E-mail:k-yuyama[at]omu.ac.jp
※ [at]を@に変更してください。

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