最新の研究成果

工学研究科 教員らの共同研究による論文が「Journal of the Ceramic Society of Japan」の表紙に採用

2022年11月17日

  • 工学研究科

大学院工学研究科の板垣 陽地大学院生(大阪府立大学大学院 博士後期課程)、村田 秀信助教、徳留 靖明准教授、中平 敦教授らと株式会社アイテックの共同研究による論文「Supercritical hydrothermal synthesis of zirconia nanoparticles from zirconium basic carbonate」が、「Journal of the Ceramic Society of Japan」に掲載され、優れた研究であることを表すEditor's choiceに選出されるとともに、表紙を飾りました。

本研究では、代表的なファインセラミックス材料であるジルコニア(二酸化ジルコニウム、ZrO2)のナノ粒子を、これまでに出発原料とされてこなかった塩基性炭酸ジルコニウムから合成することに成功しました。本研究の合成プロセスは浄化処理が必要な廃液が生成されないことから、SDGs 6「安全な水とトイレを世界中に」、12「つくる責任 つかう責任」に貢献します。

表紙のデザインは、超臨界水熱合成法によってジルコニアナノ粒子が生成される様子を表しています。

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掲載誌情報

【発表雑誌】Journal of the Ceramic Society of Japan
【論文名】Supercritical hydrothermal synthesis of zirconia nanoparticles from zirconium basic carbonate
【著者】Yoji Itagaki, Masanori Takemoto, Hidenobu Murata, Tsuneki Kanzawa, Yasuaki Tokudome, Atsushi Nakahira
【論文URLhttps://doi.org/10.2109/jcersj2.22083

参考

大阪公立大学大学院工学研究科 物質化学生命系専攻 マテリアル工学分野 生体材料研究グループWebサイト
https://www.omu.ac.jp/eng/biomat/

お問い合わせ先

大学院工学研究科
助教 村田 秀信(むらた ひでのぶ)
E-mailhmurata[at]omu.ac.jp
※ [at]を@に変更してください。

該当するSDGs

  • SDGs06
  • SDGs12