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2024年4月15日

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袁継輝 准教授の論文が国際誌Case Studies in Thermal Engineeringに掲載されました。

研究概要:

この研究では、屋内熱環境と都市熱の影響を強調しつつ、反射材料の複雑なダイナミクスを探求する。夏の日中に単純化された建物モデル上で拡散型高反射材料(DHR)、一般的な反射材料(GR)、および再帰反射材料(RR)を検証し、屋外実験を通じて気温や表面温度、太陽放射を分析する。主な指標である平均放射温度(MRT)、作用温度(OT)、日射反射率(ρ)を重視し、DHR、GR、RR材料の微妙な違いを明らかにする。太陽反射率の計算では、DHRとRR材料がGR材料よりも常に高い値を示し、表面温度と屋内熱環境に対する反射の重要な役割を強調した。外壁材料の建物温度への影響を評価する際、反射率76%のRR材料はDHR材料(82%)と類似した性能を示した。特に、RRの反射率が6%低い場合、外部壁と内部壁の温度差は最大で約1.5℃であり、RRがUHI緩和や建物エネルギー節約のための外壁材料として、DHRやGR材料を上回る効果的なものであることを強調した。

■掲載誌情報 雑誌名:Case Studies in Thermal Engineering, Vol. 57, 104333 (2024) ※ IF=6.8 (SCIE/JCR-Q1)

 論文名: Investigating the influence of reflective materials on indoor thermal environment and solar reflectance in buildings

 著者: Jihui Yuan, Yasuhiro Shimazaki, Masaki Tajima, Shaoyu Sheng, Zhichao Jiao, Marko Bizjak

 掲載URL: https://doi.org/10.1016/j.csite.2024.104333


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