お知らせ
羽曳野キャンパスの閉所式を実施
2025年10月8日
- 大学からのお知らせ
本学のキャンパス体制の変更に伴い、羽曳野キャンパスは2025年9月末をもって閉鎖しました。
2025年9月18日(木)に執り行った閉所式では、所縁の深い教職員、元教員らが出席。櫻木 弘之学長による閉所宣言、西島 亨大阪府・大阪市副首都推進局長からのご挨拶に続き、田中 京子看護学研究科長・横井 賀津志リハビリテーション学研究科長・神谷 重樹生活科学部食栄養学科長がそれぞれ感謝の言葉とキャンパスでの思い出を披露。その後、場所を屋外へ移し、大学旗の降納、大学看板の取り外しのセレモニーを行いました。
閉所宣言
このたび、長年にわたり多くの学生が学び、成長してきた羽曳野キャンパスが、2025年9月をもって閉鎖いたします。
羽曳野キャンパスの歴史を振り返ると、豊かな歴史文化のある羽曳野の地に新しく4年制の府立看護大学を建築・開学すること、当時住吉区にあった府立看護短期大学および府立公衆衛生専門学校の移転を機に、1994年(平成6年)に府立看護大学、府立看護大学医療技術短期大学部がスタートしました。当時、4年制の看護学部と7学科を有する医療技術短期大学部からなる看護大学の学舎は、その独特なつくりから「おおさかまちなみ賞」を受賞するなど、地域のシンボル的な存在でありました。
2003年(平成15年)には、総合リハビリテーション学部が開設され、4年制大学として看護師と理学療法士、作業療法士、管理栄養士を目指す学生が同じキャンパスで学び、早い時期から多職種連携の重要性を理解し、両学部が連携することで地域住民の健康増進や予防医療、在宅ケアなど、多様なニーズに対応するための人材育成が可能になりました。
そこから2005年(平成17年)の法人化、府立看護大学、府立女子大学を含む3大学統合により大阪府立大学羽曳野キャンパスとなり、そして2022年(令和4年)の大阪公立大学誕生により大阪公立大学羽曳野キャンパスとなりました。
羽曳野キャンパスの開学から30年を経過し、この間も本学は社会や医療の変化、大学としてのニーズに適応しながら、見事にその責務を果たしてきたと考えます。今回大学のキャンパス再編計画に沿って、看護学研究科・看護学部は一足先の4月に阿倍野キャンパスへ移転し、リハビリテーション学研究科・医学部リハビリテーション学科、生活科学研究科食栄養学分野・生活科学部食栄養学科は9月に森之宮キャンパスに移転します。それぞれ異なった地で新たなスタートを迎えます。
最後に、これまでお世話になった地域住民の皆さま、設立団体・自治体・各種団体の皆さま、多大なるご支援を賜り誠にありがとうございました。地域の方の協力なしに羽曳野での教育は成り立たなかったと言っても過言ではありません。
そしてこのキャンパスから巣立った卒業生の皆さまには、誇りと自覚を胸に、羽曳野キャンパスで学んだ知識と技術、精神を基盤に、専門職種として、またそのリーダーとして地域の人々の健康や健康な生活、そして看護・医療・生活の質の向上に、引き続き貢献してくださることを期待しています。
ここに羽曳野キャンパスの閉所を宣言いたします。
羽曳野キャンパスで育まれた、生命の尊重と個人の尊厳を基盤とした人の痛みや苦しみを分かち合える人材育成の精神は、新しい学び舎へと引き継がれていきます。

櫻木学長の閉所宣言

西島大阪府・大阪市副首都推進局長

田中看護学研究科長

横井リハビリテーション学研究科長

神谷生活科学部食栄養学科長

学長による大学旗降納
大学看板と式典列席者
関連情報
30年の感謝を込めて。羽曳野キャンパス クロージングセレモニーを開催
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企画部 広報課
Tel:06-6967-1834
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