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医学研究科 岡村講師の研究開発課題がAMEDに採択

2023年8月8日

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医学研究科 血液腫瘍制御学(臨床検査・医療情報医学兼任)の岡村 浩史講師の研究開発課題が、国立研究開発法人 日本医療研究開発機構(AMED)が公募した『令和5年度 予防・健康づくりの社会実装に向けた研究開発基盤整備事業 健康・医療情報活用技術開発課題』に採択されました。

採択研究課題

造血幹細胞移植後患者における、ウェアラブルデバイスとモバイルアプリケーションを用いた移植合併症予測支援システムの開発と外来フォローアップ体制の構築

医学研究科 血液腫瘍制御学(臨床検査・医療情報医学兼任) 岡村 浩史講師

近年、さまざまな疾患領域において患者さん向けの医療アプリ開発やその臨床的意義の報告がなされ始めており、患者さん個別の病状に合わせた助言を行うアプリは予後向上にも寄与することから「情報薬」と呼ばれています。
造血幹細胞移植は白血病など難治血液疾患の完治が見込める一方で、生活の質低下や命に関わる重篤な合併症の高い発症率が課題となっています。
本研究では、世界的に普及が進んでいる国際的な医療情報標準規格であるHL7 FHIRを活用し、病院の診療情報やマイナポータルの診療情報、移植後の患者さんが日々アプリに入力する身体情報(体温や体重など)等から、重篤な移植合併症発症リスクが高い状態の患者さんをリアルタイムに早期探知する臨床判断支援システムを開発し、早期治療に繋げることで移植予後改善を目指します。
研究者詳細

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関連情報

令和5年度 「予防・健康づくりの社会実装に向けた研究開発基盤整備事業(健康・医療情報活用技術開発課題)」の採択課題について | 国立研究開発法人日本医療研究開発機構 (amed.go.jp)

 問い合わせ先

広報課
TEL:06-6605-3411
E-mail:koho-list[at]ml.omu.ac.jp
※[at]を@に変更してください。

該当するSDGs

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