最新の研究成果

触媒や医療、エネルギー分野に応用が期待される新しい有機金属化合物を合成

2023年9月5日

  • 理学研究科
  • プレスリリース

概要

沖縄科学技術大学院大学(OIST)サイエンス・テクノロジーグループの竹林智司研究員は、OISTエンジニアリングサポートセクションのヒョンビン・ガン リサーチサポートスペシャリスト、ドイツ、ロシアの研究者、大阪公立大学の佐藤 和信教授らと共同で、触媒としてしばしば利用される有機金属化合物の一種「メタロセン」の新たな化学構造を開発することに成功しました。電子を21持つこの新たなメタロセンは、溶液状態でも固体状態でも安定で、長期保存が可能であり、将来的に医療やエネルギー分野での新材料創出につながる大きなブレークスルーとなる可能性があります。

本成果は、9月5日午後6時(日本時間)に、科学誌Nature Communicationsに掲載されました。

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新しく合成された21電子メタロセン化合物の結晶構造
本研究で新しく合成された21電子メタロセン化合物の結晶構造。 窒素(青)、コバルト(赤)、水素(緑)、炭素(灰色)原子。

謝辞

本研究は、沖縄科学技術大学院大学(OIST)、日本学術振興会(22K05134(ST)、19H05621(KSa))、ドイツ研究振興協会 (GE_3117-1-1 (UG))、ロシア科学財団(21-73-10191(SVK、RRF))による研究助成の下で実施されました。

論文情報

【発表雑誌】Nature Communications(ネイチャー・コミュニケーションズ)
【論 文 名】A formal 21-electron cobaltocene derivative: synthesis, structure, and characterization
【著  者】竹林智司1*, Jama Ariai2, Urs Gellrich2*, Sergey V. Kartashov3, Robert R. Fayzullin3*, Hyung-Been Kang4, 山根健史5, 杉崎研司5-8, 佐藤和信51,4沖縄科学技術大学院大学2Justus Liebig University Giessen 3Russian Academy of Sciences 5大阪公立大学6JST PRESTO 7,8慶應大学)
【DOI】10.1038/s41467-023-40557-7

プレスリリース全文 (883.4KB)

研究内容に関する問い合わせ先

大阪公立大学大学院 理学研究科
佐藤和信 sato[at]omu.ac.jp

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