感染看護学

基本情報

感染看護学

代表者 教授
佐藤 淑子
連絡先 TEL:072-950-2791
MAIL:ysato[at]omu.ac.jp [at]の部分を@と差し替えてください。
概要 感染看護は、感染症患者と易感染患者のケアならびに患者および患者をとりまく全ての人々への感染を予防することを目指した看護です。感染看護の対象は、小児期から老年期まで様々なライフサイクルにある患者だけでなく患者家族や医療従事者、地域社会の人々が含まれます。また、感染看護は、病院や診療所などの医療機関だけでなく在宅医療の現場や介護施設など様々な場で実践されます。感染看護学では、学部教育において感染看護に必要な基礎的知識・技術を教授し、大学院教育において患者ケアと感染対策の専門的知識・技術を教授しています。
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教育について

学部教育では、ヒトが微生物とどのように共存し、感染防御機能をどのように獲得していくのか、またヒトの人生各期に多い感染症の特徴や予防方法について学びます。さらに、基本的な感染予防技術を身につけるとともに、病院等の施設における感染管理上の看護職者の役割や易感染患者や感染症患者の看護について学びます。
博士前期課程では、「感染症看護専門看護師」の育成を目指した教育を行っています。今日の臨床における感染防止活動に関する問題を明確化し、適切な感染防止対策について検討することと、施設内の感染防止に関する感染看護の専門的役割について学修します。また、病院感染に対するサーベイランスの方法や疫学調査法について学修し、それらの結果に基づいた感染看護の専門的活動のあり方について検討します。博士後期課程では、感染防止技術の開発など感染看護学の発展に寄与できる研究者の育成を目指しています。

研究について

主な研究内容

概要

研究テーマ名:診療所における効果的・効率的な感染管理活動のための指標の作成

地域医療を支える重要な役割を担っている有床・無床診療所において看護師が実践している感染管理活動の実態から課題を明らかにして、診療所における効果的・効率的な感染管理のための指標作成を目指しています。

概要

研究テーマ名:感染症対策に関連した制度に関する研究

わが国の感染症専門医や感染管理認定看護師など専門資格者の登録状況の調査や医療法と診療報酬の動向から院内感染対策と医療安全対策の関わりを検討することなどを通して、感染症対策関連の制度について研究を行っています。

主な研究業績

  1. 佐藤淑子, 喜田雅彦, 平尾百合子:わが国の院内感染対策と医療安全対策の関わり−医療法と診療報酬に関する施策の動向から−,医療の質・安全学会誌,15(4),341-347,2020.
  2. 松田千登勢・山地佳代・佐藤淑子・江口恭子・長畑多代:特別養護老人ホームにおける感染管理について看護職が認識している課題,医療の質・安全学会誌,13(4),375-382,2018.
  3. 佐藤淑子:院内感染の社会問題化に関する一考察-新聞記事の分析を通して,医療の質・安全学会誌,12(2),175-183,2017.

 

スタッフ