看護技術学
基本情報
看護技術学
代表者 | 教授 土肥 美子 |
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連絡先 | TEL:072-950-2895 MAIL:doi.yoshiko[at]omu.ac.jp [at]の部分を@と差し替えてください。 |
概要 | 看護技術学分野では、看護問題の解決に用いられる看護技術の科学的根拠やそれに関連する理論について探求し、看護実践の場において提供される看護技術の実証的、開発的な研究を行っています。 |
ホームページ | https://www.omu.ac.jp/nurs/nursing_science/ |
教育について
学部教育では、最新の科学的根拠に基づく技術教育を行い、基礎的な看護実践能力を育成することを大切にしています。看護技術を実施するためには専門知識・技術・態度が必要であり、これらが修得できるよう指導をしています。また、対象者の安全・安楽・自立を考慮した看護技術が提供できることを目指しています。
大学院教育では、院生が科学的根拠をもった独創的な研究を行うことができるよう、教員各自のもつ科学研究費補助金や研究助成金などの助成を受けた方法論的研究や実証的研究とその成果を基に指導しております。指導方針としては、院生個々の主体性を尊重して研究テーマを精選し、研究の進捗に応じたゼミや個別指導を組み合わせて実施しています。
博士前期課程では、看護技術開発に関する理論や概念について、文献クリティークとディスカッションを通して、個々の院生の関心に合わせてテーマを探求してもらいます。また、院生の学習ニーズに合わせて、実験室や実習室で看護技術を実施し、様々な生体機能測定機器を用いて心身への影響を評価することもあります。修士論文の作成では、研究計画立案、必要な倫理的配慮の検討、データ収集・分析、論文執筆の支援を行い、研究能力の育成に努めています。また教員の国内外で発表してきた経験を活用し、博士前期課程から積極的に学会発表が行えるよう支援しています。
博士後期課程では、修士論文の研究テーマを発展させ、文献クリティークから研究計画立案、データ収集・分析、論文執筆の支援を行い、学位取得にふさわしいエビデンスレベルの博士論文が作成できるよう指導をしています。
研究について
主な研究内容
概要
研究テーマ名:看護技術の評価に関する研究
足浴、清拭などの清潔ケアや、罨法、マッサージ等のリラクセーション技法が、対象者の心身に及ぼす影響について生理的、心理的側面から評価することで、看護技術のエビデンスの構築に寄与する研究を行っています。
概要
研究テーマ名:皮膚保湿機能の保持増進に関する研究
生活習慣(特に運動習慣)が皮膚の保湿機能に与える影響について、生理学的指標を用いて検証し、皮膚保湿機能を保持するための方法を研究しています。
その他、各教員の専門性に沿った研究や、多様な生理学的指標を用いた看護技術のエビデンス構築のための研究を行っています。
主な研究業績
- 原明子, 土肥美子, 川北敬美, 二宮早苗, 道重文子(2020).看護学生における血管可視化装置および血管エコーを用いた静脈血採血演習の評価.日本シミュレーション医療教育学会雑誌,8,63-69.
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Oizumi, R., & Shibata, R. (2024). Association between lifestyle and skin moisturizing function in community-dwelling older adults. Dermatology Reports.
- 山口舞子, 杉本 吉恵, 田中 結華 & 高辻 功一.(2013).健康人に対する両膝関節部温罨法と音楽聴取がもたらす生理的・心理的変化.日本看護技術学会誌 ,12(1),74-84.
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伊藤良子.(2015).<性暴力被害にあうこと>をめぐるパフォーマティヴィティな語りの可能性.女性学研究,22,56-73.
スタッフ