入局案内

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大阪公立大学整形外科医局の強みと特徴

長い伝統と大きな規模

大阪公立大学整形外科医局は、1948年の開設以来、70年以上にわたり日本の整形外科医療を牽引してきた伝統と実績を誇ります。当医局の最大の魅力は、「教育」「臨床」「研究」の三位一体のバランスが取れた組織体制と、圧倒的な人材・ネットワーク力にあります。当医局は全国でも最大規模の整形外科教室の一つであり、脊椎・関節・手外科・腫瘍・スポー・小児・リウマチ・肩・リハビリ・外傷・足外科など多岐にわたる専門グループが医局内に揃い、あらゆる興味や志向に応じたキャリア選択が可能です。

規模の割にコンパクト!

大阪公立大学整形外科医局は大阪市内・府内を中心としたコンパクトであるが濃厚な関連施設ネットワークを構築しています。同ネットワークにより、豊富な症例経験と柔軟なローテーションが実現可能であり、視野を広げながら成長できる環境が整っています。また、各施設には専門性に優れた指導医が多数在籍しており、教育熱心な文化が根付いています。

さらに、大阪公立大学整形外科は、高度先進医療と地域医療の両方を担う教室であり、最先端の研究・技術にも触れながら、実践的な臨床力を身につけることができます。研究面でも大学院進学や国内外への留学など多彩な選択肢があり、将来的にサブスペシャリティの取得や開業も含めた柔軟な進路設計が可能です。

"人の温かさと質の高さが両立する環境" である大阪公立大学整形外科医局は、あなたの成長と飛躍を全力で支えます。

大阪公立大学整形外科専攻医プログラムの強みと特徴

双方向のフィードバック

大阪公立大学整形外科の専攻医プログラムは、臨床・教育・研究の三要素を高度に融合させた「オールインワン型」の研修環境です。2011年より導入している「公大整形クリニカルフェローシップ」は、すでに15年程度の実績を持ち、他施設にも模範とされる先進的なモデルとなっています。

このプログラムでは、1年または6か月単位で各領域をローテーションし、外傷・脊椎・関節・腫瘍・スポーツ・手外科・足外科・小児・肩・リウマチ・リハビリなど、整形外科の全分野をバランスよく研修します。全国でも数少ない「偏りのない教育カリキュラム」を誇り、専門性の深さと臨床力の広さを同時に養うことができます。 また、基幹病院である大阪公立大学医学部附属病院を中心に、Ⅰ群(高機能市中病院)、Ⅱ群(専門分野特化型病院)、地域連携病院など、多彩な施設での研修をローテンションするシステムを構築しています。また、毎年、専攻医自身の評価と希望を元に最適なローテーションを組むことができるのも本プログラムの特徴です。

重要視するのはプログラム中にどれぐらい頑張ったか

当プログラムでは、毎年自大学出身者と他大学出身者がおおよそ半々の比率で専攻医として在籍しており、出身大学にかかわらず全員が対等に教育・研修の機会を得ています。他大学出身であることがハンディキャップになることは一切なく、むしろ多様なバックグラウンドを持つ仲間との交流が、医局全体にとっても良い刺激となっています(建前上の文言ではなく、本当にガチです)。むしろ、当医局では、誰に対してもフラットで風通しの良い指導体制を整えており、「出身校ではなく、今の姿勢と努力で評価する」文化が根付いています。実際に、過去には他大学出身の専攻医が学会発表や手術指導などで中心的な役割を担い、現在も多くの卒業生が第一線で活躍しています。 指導体制も極めて充実しており、各分野の専門医が「教育者」としての自覚を持って専攻医をサポートします。学会発表や論文指導も丁寧に行われ、研修中に学会賞を受賞する専攻医も多数います。また、新専門医制度に完全対応しつつも、大学独自の柔軟性を活かし、専門医取得後の進路にもつながる「次のステップ」を意識した育成が行われているのも強みの一つです。

私たちが提供する教育!

均等で公平なチャンス

私たち大阪公立大学整形外科が最も大切にしているのは、「人を育てること」です。本当です。専攻医一人ひとりの成長を支えるため、指導医全員が「自分の経験を次世代に伝える」という強い責任感を持っています。

専攻医プログラムの中では、外傷治療を中心に多くの手術症例を執刀医として経験してもらう市中病院を2年、1例1例を丁寧によく考えながら経験できるようなI群病院(高機能市中病院)を1年、難解な症例の管理等を通して情報を整理し適切にアウトプットすることを学ぶ大学病院を半年、地域連携病院を半年を基本構造として設定しています。これにより、4年間で偏りのない教育を受けることができ、どの分野に対する知見を伸ばしていくか、を考えるチャンスが公平に与えられます。また、整形外科の領域では、まだまだ病態⽣理が明らかでないままに対症療法が漫然と⾏われている疾患が数多くあります。そのため、教育体制の中核には、週単位で行われる症例検討会、術前・術後カンファレンス、抄読会、手技トレーニング、学術セミナーなどがあり、体系的かつ実践的な教育が日常的に行われています。こうした学びの場は、知識だけでなく「なぜその治療を行うのか?」という臨床的思考力を育てる貴重な場でもあります。

医局も成長するための若手教育

当医局では、「聞きやすさ」「相談しやすさ」「失敗を許容する雰囲気」も大切にしており、若手がのびのびと学びやすい環境を整えています。また、整形外科の全分野が揃っているからこそ、若いうちから「自分が本当にやりたい分野」に自然と出会える可能性が高いのも特徴です。

そして、大阪公立大学整形外科医局自体も、まだまだ成長していかなくてはなりません。そのためには若手医師の成長が不可欠です。私たちは、「谷底から這い上がってきた強い人に注力して育成をする」考え方ではなく、「皆で強くなっていくスイミー作戦」を基本戦略としています。そのために上記のようなシステムをくみ上げて、若手の育成に必死になっています。また、医学生から専攻医、大学院生、留学希望者まで一貫した育成体制があるため、教育が途切れないのも大きな強みです。大学院への進学を目指す者には研究テーマの指導もあり、将来的なキャリアパスへの備えが充実しています。

教育は「教える人の質」で決まります。大阪公立大学整形外科の教育に関わるすべてのスタッフが、あなたの未来に本気です。

専攻医を取得した後の進路

多彩かつ柔軟な進路選択

大阪公立大学整形外科で専攻医を修了した後には、多彩かつ柔軟な進路選択が可能です。臨床のエキスパートとして第一線の病院で活躍する道、大学院に進学して研究を深める道、あるいは海外での臨床・研究留学、さらには開業・継承まで、あなたの目標に応じたキャリアが開けています。

卒後6年目までに専門領域を決定し、次の4年は専門領域の追求を
当医局では、卒後6年目までに「整形外科内での専門領域」を決定し、後の4年間は脊椎・関節・腫瘍・手外科・スポーツ・リウマチ・肩・小児・外傷・リハビリなどの分野でサブスペシャリティを追求していくことをルールにしています。これは、専攻医プログラム中は管理元である医局が責任を持って教育を行い、その後は各グループが教育を行う、ことを徹底し責任の所在を明確化するためです。

また、大学院に進学し、研究に本格的に取り組むことも可能です。大阪公立大学整形外科では、大学院進学を積極的に支援しており、基礎研究・臨床研究の両面でハイレベルな環境が整っています。大学院生として国内外の学会に参加し、英語での学会発表や国際誌への論文投稿にも取り組む中で、アカデミックキャリアの基盤をしっかりと築くことができます。
さらに、海外留学の機会も用意されています。実際に、当医局からは過去にアメリカ、オーストラリア、イタリア、フランスといった世界各国の著名な整形外科施設に多くの若手医師が留学し、最先端の医療技術・研究手法を学び、豊かな人脈を構築しています。留学を経験した医師たちは、その後国内外で指導的な立場に立ち、教育・臨床・研究においてリーダーとして活躍しています。こうしたキャリアは決して一部の限られた人だけのものではなく、適切なステップと支援を受ければ誰にでも開かれた道です。大阪公立大学整形外科は、世界を見据えるあなたの挑戦を全力で後押しします。さらに、医局同門のネットワークを活用し、開業・継承支援も行っています。市整会(市大整形開業医会)との連携により、経営面や医療体制構築についても実践的なサポートが受けられるのは、大学医局として非常にユニークな特徴です。

専攻医修了は「終わり」ではなく「始まり」です。あなたがどんな医師になりたいか、どこで活躍したいか―大阪公立大学整形外科は、その夢を実現するための確かな土台と、多彩な道を用意しています。

見学についてのお問い合わせ

整形外科教室では、随時⾒学をじゃんじゃん受け付けております。
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⼤阪公⽴⼤学医学部整形外科学教室 整形外科専⾨研修事務局

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