看護情報学
基本情報
看護情報学
代表者 | 教授 森本 明子 |
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連絡先 | MAIL:morimoto[at]omu.ac.jp [at]の部分を@と差し替えてください。 |
概要 | 看護情報学(Nursing Informatics)はAmerican Nurses Associationによって看護実践を支える専門領域の一つとして位置づけられた新しい学問領域です。 看護実践、看護管理、看護教育、看護研究など看護のあらゆる領域を対象とすることが特徴の一つです。 看護情報学教室では疫学・Evidence-Based Practice・ヘルスデータサイエンスの教育を行い、エビデンスやデータを実践に活用できる人材の育成を行います。 |
ホームページ | https://www.omu.ac.jp/nurs/nursinginformatics/ |
教育について
【学部教育】
孔子の論語の一節に、「学びて思わざれば罔(くら)し、思いて学ばざれば殆(あやう)し」という言葉があります。大学では、知識を得るために学ぶことはもちろんのこと、学ぶことの動機になる問題意識を持つことや、よく考えることが大切になります。学ぶことと思うことのつながりを大切に、学部教育を行っています。
【大学院教育】
自身が関心を持っている臨床・職域・地域の課題に関して、関連する要因を明らかにすること、介入の効果を検証することはとても重要で、Evidence-Based Practiceにつながります。当教室では、疫学や統計学を基盤とした量的研究で、臨床・職域・地域における「予防行動支援、療養行動支援、意思決定支援などに資する研究」を行っています。大学院生は「情報ニーズ」「情報共有」「ヘルスリテラシー」「問題解決思考」「Evidence-Based Practice教育」「意思決定支援」などをテーマに研究を行っています。
研究について
主な研究内容
概要
研究テーマ名:看護学におけるヘルスデータサイエンス教育の構築に向けた研究
近年、米国看護系大学協議会は看護学の大学院教育のコア・カリキュラムにヘルスデータサイエンス教育を含める必要性を提言しています。しかしながら、先駆的な米国においても、看護学におけるヘルスデータサイエンス教育に関する研究はまだほとんど行われていません。看護学におけるヘルスデータサイエンス教育の構築に向けたエビデンス創出を目指して、研究を行っています。
概要
研究テーマ名:特定健診受診率向上プロジェクト
生活習慣病の発症や重症化を予防するために特定健診はとても大切ですが、大阪府の特定健診受診率は全国と比べ低い状況で推移しており、受診率向上が課題になっています。大阪府と大阪府立大学が連携し、特定健診受診率向上プロジェクト(知事重点事業)を実施しています。プロジェクトでは未受診要因の明確化や、ヘルスリテラシーを考慮した受診勧奨資材の作成などを行っています。
主な研究業績
- Morimoto A, et al. Associations among work-related stress and mental fatigue, and regular exercise in Japanese employees with or without diabetes. Diabetology International, 11, 105-113, 2020.
- Morimoto A, et al. Impact of impaired insulin secretion and insulin resistance on the incidence of type 2 diabetes mellitus in a Japanese population: the Saku Study. Diabetologia, 56(8), 1671-1679, 2013.
- Morimoto A, et al. Effects of intensive and moderate public education on knowledge of early stroke symptoms among a Japanese population: the Acquisition of Stroke Knowledge (ASK) Study. Stroke, 44(10), 2829-2834, 2013.
スタッフ