総合技術部からの開催報告
2025年度
技術職員研修(講演)を実施(実験教育グループ)
2026年3月4日(水)、実験教育グループにおいて技術職員研修を実施しました。
本研修では、小学校・中学校・高等学校における理科教育の専門家であり、本学で理科教育法の授業を担当している理学研究科萩原 憲二非常勤講師(大阪青山大学 子ども教育学部 客員教授)により、「理科教育の現在地と課題 ― 探究の位置づけ、4領域が目指すもの、国際学力調査の解釈 ―」と題した講演が行われました。
当日は対面およびオンラインのハイブリッド形式で実施し、実験教育グループ7名、総合技術課の他グループ4名に加え、学内の教職員17名が参加しました。
講演では、高等学校学習指導要領における理科の「探究」が、学びの方法であると同時に到達点として位置づけられていることについて解説がありました。また、探究の各過程における重要なポイントについて、具体例を交えた説明が行われました。
本研修を通じて、学生実験支援に必要な共通の観点が明確になるとともに、日常の実験支援業務だけでなく、学内外で実施する模擬実験の企画にも活かせる有意義な学びを得ることができました。


大阪府立だいせん聴覚高等支援学校による見学(製作グループ)
2026年2月18日(水)、スーパーシティ研究センター主催「みんなでつくる多様性×テクノロジー チャレンジ交流会」の一環として、中百舌鳥キャンパス生産技術センターにて見学を実施し、大阪府立だいせん聴覚高等支援学校の学生20名および教員7名を受け入れました。
本学学生およびスタッフがサポートを行い、EN規格に基づく安全対策が施された加工機を中心に、総合技術課職員が加工方法や装置の仕組みについて解説しました。説明は手話通訳を介して行い、参加者が理解しやすいよう配慮しました。

技術職員研修を実施(実験教育グループ)
2026年1月27日(火), 28日(水)に、実験教育グループにおいて技術職員研修を実施しました。
研修1日目は、大阪市立自然史博物館で開催された特別展「学芸員のおしごと −集める・調べる・伝える−」を見学し、学芸員が標本をどのように収集・管理し、研究を行い、社会に伝えているかについて理解を深めました。
研修2日目は、1日目の研修に基づき「新たなアイデアや気づきを得ること」を目的にワールドカフェ形式で互いに意見を交わしました。
実験教育グループでは、初めて専門的な実験に取り組む学生に対して、わかりやすく伝えることに重点を置いています。この過程は、学芸員が博物館展示を考える過程と共通する点が多く、今後の業務や社会貢献活動において、おおいに参考になりました。
またグループ内の意見交換により、各分野の共通点や相違点を理解し、さまざまな視点から、考え学ぶことができました。

研修1日目:見学の様子

研修2日目:アイデアを共有
他大学との技術交流
2025年12月12日(金)に、大阪公立大学中百舌鳥キャンパスにおいて技術交流(施設見学ならびに意見交換会)を実施しました。長岡技術科学大学より2名、大阪大学より1名、名古屋工業大学より1名、京都工芸繊維大学より1名の技術職員の参加がありました。
本学の新施設(生産技術センター、イノベーションアカデミースマートエネルギー棟)で業務にあたる担当職員より最新の設備や機器を紹介の後、各大学における技術組織運営や人材育成等について情報交換を行いました。技術交流の重要性を改めて感じる大変有益な場となりました。




【医学機能系グループ】質量分析技術者研究会例会への参加
2025年7月3日(木)および12月12日(金)、医学機能系グループの職員が、オンラインで開催された質量分析技術者研究会例会に参加しました。
質量分析技術者研究会は日本質量分析学会の研究部会で大学および大学共同機関等の技術職員で質量分析に関わっている技術者を中心に、質量分析技術の向上を目指して発足した会で、毎年数回の研究会を開催しています。
2025年第2回例会(12月開催)では質量分析にまつわるQ&Aとして予め募集された質問に対し、本学の職員が回答者として発表しました。「別キャンパスのように物理的に距離が離れている装置を担当している方はいますか?ユーザーとのやり取りや、メンテナンス頻度等で気を付けていること、注意した方が良いことがあれば教えてほしいです」との問いに、ia(innovation academy)棟に設置されているイメージング質量分析装置に関する研究支援、支援に向けた準備を含め丁寧に回答しました。
【医学機能系グループ】バイオイメージング機器担当者フォーラムへの参加
2025年11月25日(火)~27日(木)医学機能系グループの職員が、基礎生物学研究で開催されたバイオイメージング機器担当者フォーラムに参加しました。
「第1回 バイオイメージング機器担当者フォーラム ― 装置がつなぐ、担当者の環 ―」は、全国の光学顕微鏡施設の機器担当者が集い、研究者支援の方法や施設運営、日々の対応から生じる課題を共有・協議する場として開催されました。本フォーラムでは、担当者同士のつながりを全国規模で広げることで、運営や業務遂行におけるサポート体制の強化、オンラインを活用した協力体制や情報交換の促進など、ネットワーク型支援基盤の構築を目指しています。全国の大学や研究所における研究支援のさらなる高度化を図ることが目的です。
参加を通して、日常業務で抱えていた疑問や課題を他施設の担当者と共有できただけでなく、参加者からの助言を受けることで新たな気づきを得ることができました。また、最新の顕微鏡の紹介や各施設の取り組みの発表、基礎生物学研究所の施設見学など、多様な学びの機会が用意されており、大変有意義な内容となりました。これらの経験は、今後の業務改善や支援体制の向上に大いに役立ちます。
【医学機能系グループ】生命科学研究機器施設協議会・情報交換会への参加
2025年11月14日(金)、医学機能系グループの職員が、佐賀大学にて開催された「生命科学研究機器施設協議会・情報交換会」に参加しました。
生命科学研究機器施設協議会は、生命科学分野(医学・生物学・薬学・農学など)における研究機器を管理・運用する国立大学の施設が連携し、研究機器の高度利用、技術職員の育成、ならびに共用化の推進を目的として活動している組織です。
本会は、各施設が抱える課題や問題事象を共有し、より良い施設運営に向けた情報交換を行うことを目的として開催されています。今回は、技術職員の技術継承や研究支援人材の育成といった共通課題について、外部機関による講演や、技術職員自身による取り組み事例の紹介が行われました。また、参加機関による施設紹介(ポスター発表)や、最新機器・注目機器のデモンストレーション展示を通じて、共用設備管理者としての意見交換が行われました。
本学は、「医学部共同実験機器施設の紹介・全学技術職員アンケートから見えた技術継承の現状と課題」に関してポスター発表を行いました。総合技術部の職員を対象にした技術継承のアンケート結果より本学の技術継承の現状、取り組むべき課題の示唆を得ることができました。
本学から本協議会への参加は今回が初めてであり、医科系共通機器施設の教職員と直接意見交換ができたことは非常に有意義でした。共用機器施設や技術職員を取り巻く課題は多くの施設で共通しており、今後は相互に情報や知見を共有し、協力し合える関係を構築していくことが、施設運営および研究支援体制の発展において重要であると強く感じました。

TCカレッジ 物質分析コース 中級カリキュラム 透過電子顕微鏡【TEM】
2025年11月6日(木), 7日(金)に、大阪公立大学中百舌鳥キャンパスにおいてTCカレッジカリキュラム「透過電子顕微鏡【TEM】」を開催しました。名古屋大学より1名ならびに本学より3名の技術職員が現地受講しました。
両日ともに日本電子株式会社沢登乃利華様、石川嘉一様による座学(午前)と操作実習(午後)のご指導をいただきました。装置の構成から結像原理、操作におけるポイント等に至るまで丁寧にご説明いただき、活発な質疑応答が交わされる中、受講者全員が多くの学びを得て盛況のうちに終了しました。


「第20回 女子中高生のための関西科学塾(E日程)」で講座を担当
2025年10月26日(日)に、「第20回 女子中高生のための関西科学塾(E日程)」が中百舌鳥キャンパスで開催され、 6講座のうちの1講座を総合技術課が担当しました。
4キャンパスから集まった10名の技術職員で講座を企画しました。当日は、岡山県など遠方からの参加もあり、女子中学生11人が「歩測」「金属加工」「電顕観察」の実験・実習を行いました。

歩測

金属加工

電顕観察
参加者のアンケート回答には、「とても楽しかったし、普段はできないことをしたりして、おもしろかったです。参加して良かったなと思いました。」「専門家の人たちとお話しできたので、とても貴重で楽しくできました。」「理系の分野には今まで興味が向かず、知らなかったことも多かったですが、色々な機械を見たり、実験をしたりしたことで興味深さや楽しさを感じました。」などの感想がありました。
総合技術課が持っている高度な技術や経験を活かし,本事業の目的の一つ「女子中高生に理工系の学術分野のおもしろさを実験・実習を通して伝えること」ができました。
2025年度「探Qみらいファーム」第8回を開催(フィールド管理グループ)
第8回(10/11)品質(等級)評価(探Qみらいファーム 活動報告ページ)