修了生の声
修了生の声
弁護士 家髙 陽子さん
私は、弁護士として東京、大阪の法律事務所で勤務したのち、現在は特定任期付職員として地方公共団体に所属しています。現在の職場では、職員からの法律相談、職員と顧問弁護士との橋渡し役、行政不服審査制度における審理員、職員への研修などを行ってきました。
大阪市立大学ロースクールは少人数制のため、先輩後輩を含めた学生同士はもちろんのこと、教職員や実務家の先生方にも気軽に相談しやすい環境でした。司法試験の受験は、皆で切磋琢磨し助け合って乗り切ることができました。
現在私は、他の弁護士と比べると、法曹関係者との関わりあいが少ない環境にいますが、それでもロースクールで得た知識、学び、考え方などを十分に生かすことができています。また、今でもロースクールの仲間と仕事・プライベートの両面でつながっており、大変心強いです。
大阪公立大学ロースクールに入学された方々におかれましては、ロースクールでの生活が実りあるものになるようにと願っています。そのための環境は整っていると思います。
弁護士 谷口 友輔さん
私は大阪市立大学ロースクール未修者コースを卒業し、令和6年12月より、名古屋で弁護士をしております。
本校は少人数制のロースクールであることから、教授及び実務家教員の先生方との距離が近いため発言をする機会が多く、活発な議論が行え、非常に充実した授業を受けることができました。また、授業が終わった後にすぐに質問を行うことができ、先生方も熱心に応じてくださるなど、とても恵まれた環境にあったと思います。
また、学生同士も仲良くなりやすく、ゼミを組んだり、議論をしたり、悩みを相談できる環境があったからこそ、司法試験を乗り越えることが出来たのだと思います。
弁護士となり、様々な案件・事件を取り扱って仕事をしていく中で、非常に悩ましく時には辛いこともありますが、ロースクールの仲間と連絡を取り相談することで救われることもあります。
皆さんが、大阪公立大学ロースクールに入学された後には、先生方から熱い指導をうけ、気心の知れた仲間たちと切磋琢磨される日々を経て、法曹界をはじめ、さまざまな分野、業種でご活躍されることを応援しております。
株式会社フジキン 総本社 管理本部 法務室 山下 裕芽さん
私は気体や液体の流体を制御する機器・システムのメーカーで、法務業務に従事しています。現在、契約書の管理や審査、作成が私の主業務です。
トラブルから会社を守るには、契約の締結によって生じる自社の権利関係や想定されるトラブルを把握し、事前にリスクを極小化することが重要です。契約書の条項から予めリスクを察知する力は、ロースクール時代のエクスターンシップや中小企業向け法律相談といった実務科目で身に付いたように思います。さらに、授業を通じて実際にどんな法的問題が起きているのか意識できるようになったこと、基本書を読んだり論文を書いたりしたことは、現在の法務業務においても非常に役立っていると実感しています。
また、授業で実務に触れる機会は、キャリアビジョンを考えるきっかけや、つらい勉強を乗り越えるモチベーションにもなります。どうぞ、公大ロースクールのカリキュラムを活用し、皆さんの夢の実現に向かって邁進してください。応援しています。