教育に関するQ&A

教育について

履修モデルについてですが、3コース制がとられ、それにそった履修が強制されるのですか、それとも自分の履修したい科目を自由に選択できるのですか。

コース制はとっておりませんので、任意に科目を選択できます。

時間割上、選択科目は重複しないように配置されますか。

なるべく重ならないように配置しています。特に、選択科目のうち、隔年開講のものについては、必ず一度は履修の機会が保障されるように、時間割を作成しています。

法曹養成専攻の授業と法学部で開講している法律科目の授業内容は具体的にどのように違うのですか。

本専攻における法律基本科目のカリキュラムは非常に過密になっています。司法試験を明確に意識して構成されているという点でやはり法学部教育とは一定の違いがあります。また、短期間に十分な修得が要求されますので、効率的に授業を進めるため、学生の十分な予習を当然の前提としています。重点的にかつ理解を確認しながら進めていくという点で、これまでの通常の法学部の授業と大きく異なることになります。

入学前に法律の基礎知識を勉強しておく必要はありますか。

入学前に行われるガイダンスにおいて、施設や資料室の利用方法の説明、および、最初の授業が始まる前に読んでおくべき資料の提示・指導を行います。

英語による授業はありますか。

ありません。すべて日本語の予定です。

土曜や夜間の開講、または、市内中心部でのサテライト校の開講など、社会人が働きながら受講できるシステムがありますか。

ありません。本専攻での学習においては、予習および復習時間を非常に多く費やさなければならなくなることが予想されますので、働きながらの受講は困難であると考えています。

入学前に他大学院で取得した単位は、入学後に本専攻の単位として認定されることはありますか。

本専攻の教育上有益と認められる場合には、33単位を超えない範囲で、学生が入学前に他の大学院で修得した単位を、本専攻における授業科目の履修により修得した単位とみなすことがあります。
詳細については、法曹養成専攻事務室にお問い合わせください。

ロイヤリング、クリニック、エクスターンシップとは何ですか。

ロイヤリングとは、主に、弁護士が専門的知識を有しない市民の法的な問題を的確に把握し、必要に応じた情報を提供できるための相談、面接の技法を獲得するための授業です。本専攻では、「弁護実務基礎論(ロイヤリングを中心に)」という授業において、夫婦間の離婚、子の親権者について紛争となっている事例等についての相談をロールプレイを用いて学生に批判させ、それによって、相談面接の技術を習得し、相談者の置かれている状況を理解し、相談者が最も自分の要求に沿った解決方法を選択できるよう適切なアドバイスをするための基礎訓練をします。
エクスターンシップとは、法律事務所において、経験豊かな弁護士の直接の指導の下で、実際の事件を題材として、法曹としての専門的技能の基礎を学ぶことを目的とする授業です。本専攻では、「エクスターンシップ」という授業が開講されます。いくつかの法律事務所で行われるエクスターンシップの授業では、扱う事件や学習内容の細目は、直接の指導を担当する弁護士ごとに異なりますが、担当教員と指導を依頼する弁護士との協議を通じて、依頼者との面談、訴状や準備書面等の基本的な法律文書の作成、和解交渉等の法律実務の基本的事項については、いずれの法律事務所で指導を受けることになっても学ぶことができるようにしています。
クリニックとは、市民の法的な相談事に対応する法律相談を実際に経験することにより、法曹としての知識や技能を磨くことを目的とする授業です。本専攻では、「中小企業向け法律相談」という授業を行っています。

裁判官や検察官による授業は行われていますか。

実務家教員担当の科目において、ゲストスピーカーとして、元検察官や裁判官による講義が行われています。このほか、例年希望者に向けて検察庁の見学会が開催されています。

正課の授業以外に学修上のアドバイスを受ける制度はありますか。

本専攻の修了生である若手弁護士の方々が、アカデミック・アドバイザーとして、在学生に対して学修上の様々なアドバイスを行っています。詳しくはこちらを参照してください。