在学生の声

在校生インタビュー(2021年)

参加者(学年、出身大学、学部)

A(3年(既)、大阪市立大学、法学部)
B(2年、九州大学、法学部)
C(2年(既)、桃山学院大学、法学部)
D(1年、大阪市立大学、法学部)

 

志望動機・クラスの雰囲気

A→大阪市立大学のロースクールに入った動機、入った後の雰囲気など実際の印象をお伺いします。

B→まず志望動機については、実家から近いことと、他のロースクールより学費が安いこと。学費が安いことについては、私は未修で3年コースなので、他のロースクールの2年コースと比較して、3年通っても市大だったら同じくらいの学費で通えるなというところが大きかったです。入った後の雰囲気は、最初、市大は少人数なので閉鎖的なのかなと若干不安でしたが、授業も小規模なので、質問がしやすくて先生との距離が近いところがメリットだなと、今は考えています。

C→ロースクール進学について在学していた市大法学部のゼミの先生方に伺うと、市大のロースクールもあるよと説明していただきました。そこで資料を読んだところ、授業全体が少人数で明るい雰囲気らしく、講義もゼミの形態に近いようで、自分に合っていると思ったからです。また、実際の講義でもみっちり指導してくださり、授業後の質問時間に一つ一つわからない所をその場で解決することができます。友達付き合いについても、少人数なのでみんなとすぐに打ち解けることができ、会話などで日々の疲れなども緩和されます。このように、入った後の雰囲気・印象もとても良いです。

D→志望理由としては、もともと市大の学部生だったので通いなれていたのと、少人数教育で一人一人に丁寧にご指導いただけるかなと思ったのが、大きかったです。雰囲気については、人数が少ないので人との距離が近いところが特徴だと思います。先生と学生の距離が近いのはもちろんですが、特に先輩方との距離が近いと、授業に関することや勉強のアドバイスなどがいただけるので、ありがたいです。

A→学部が市大だったので、ロースクールも市大のロースクールに入りたいと思ったのがきっかけです。後は実家から通いやすいという点と、学部の時から奨学金制度については詳しく知っていたので、奨学金も活用できるかなと思って。入ってみた印象としては、人数が思ったより少なかったのですが、その分みんなと協力し合ってお互いに高め合うことができる点で、いい印象を感じています。

授業

A→ロースクールの授業についてお聞きしたいと思います。

B→先ほどもお話に上がっていましたが、少人数で質問しやすいのがメリットだなと。ロースクールの授業って、私の印象では、先生から質問されて問いただされるという印象だったのですが、市大の先生方は優しい方が多く、楽しく授業ができています。予習と復習さえすれば(笑)。

C→基礎科目や演習科目などの授業があり、どの授業についても、基礎から応用への過程をしっかり教えていただけるのがとても魅力的だと思います。また、実務家の先生が授業に携わってくださるので、実務に近い話を聞けて、モチベーションアップにも繋がると思います。

D→人数が少ないので、学部と違い、双方向の授業ができることが特徴だと思います。最初は慣れなかったのですが、自分の考えていることを言葉にすることに慣れていくと、知識や思考力も上がっていくと思うので、積極的に発言するように頑張っています。先生は質問に真摯に答えていただけるので、人数が少ない分、いつでもわからないことを聞くことができるのも、特徴の一つだと思います。

A→少人数なので、自分の意見を相手に伝える訓練が簡単にできるし、他の人の意見も数多く聞いて新たな発見などがある点では、少人数制にメリットを感じています。3年生になったら、実務科目と言って実際の裁判の体験であったり、法律文書の作成であったり、合格後をみこした授業があるので、試験に向けてよりモチベーションが上がるようなことを知れるところも、いいと思います。

アカデミックアドバイザー(AA)制度

A→市大にはアカデミックアドバイザー(AA)という制度がありますが、皆さんは、どのように活用されていますか。

B→私は1年生の頃から利用していますが、基本的には答案を書いて、添削をしてもらうという形。弁護士の先生に添削をしてもらえるいい機会です。答案を書くというのは、ハードルが高い感じはしますが、1年生は基礎を、2年生からは司法試験の設問1だけとか設問2までとか、そして、3年生は答案まるまる全部書くという風に、段階を踏んで教えてもらえるので、とても役立つ制度だと思います。私は自分からなかなか答案を書けないので、書かないとという意識付けや動機付けとしても、いいと思います。

C→実務家の先生方が、答案作成上のテクニックなどを話して下さるので、司法試験を受けるにあたってとても役に立ちます。また、2年次生になってから3年次生のAAにも参加できる制度があり、それに参加することで、3年次生と同じ緊張感を味わいながら、司法試験に向けての助走を付けて行くことができ、とても良い制度になっています。

D→1年次ではまず、基本的な答案の書き方や、各科目の基本的な勉強の仕方などを教えていただいています。司法試験合格までどのような勉強をされていたか、現在弁護士としてどのような仕事をしているかなど、具体的なエピソードを聞くこともできて、モチベーションアップにつながっています。参加して良かったと思います。

A→3年次のAAでは、司法試験の過去問1科目を全部解いて、それを添削してもらうのですが、やはり過去問を2時間で解き切るというのは、AAで出さないとという機会がなければ後回しにしてしまうと思うのです。1週間に1個書き切るという機会を設けてくださっているので、ペースメーカーとしてとても役立っています。定期試験では書いた答案が添削されるものもありますが、ほとんどそういう事はないので、自分の文章を一文一文丁寧に確認していただける点でも、ありがたいなと思います。

エクスターンシップ

A→次は、エクスターンシップについてお聞きしたいと思います。エクスターンシップは、市大では2年生後期の春休みに10日程度、法律事務所に訪問して弁護士のお仕事を体感するという制度ですが、この制度についてどうでしょうか。

B→私はまだエクスターンシップに行っていないので、とにかく楽しみです。あと、弁護士の先生方の仕事を拝見するという機会は貴重なので、この機会にいろいろ吸収したいと思います。

C→僕もまだ行けてはいないのですが、エクスターンシップに行った先輩から聞いた話では、弁護士の先生が依頼者からの相談を法律的に解決していく姿勢を間近で拝見させて頂けるところが貴重だと、聞いています。また、実際の法律相談に当事者として携われることが、とても楽しみです。

D→私はまだ1年次で、履修はまだ先なので自分が行くという実感はないですが、希望者全員が行けるというのは、魅力的だと思います。私もぜひ行きたいと思います。

A→今年エクスターンシップに行ったのですが、まず自分の行きたい法律事務所について事前にアンケートを取ってくださって、その内容に合った事務所を選んでくれるという点で、ありがたかったなと思います。弁護士さんに同行して法廷に入ったり、法律文書を読んだり、法律相談に立ち会ったりという風に、そばで実際のお仕事を見れて、自分が今後目指す法律家の在り方をより具体的にイメージすることができたので、行って良かった思います。他のロースクールには単位が取れないという所もあるので、市大のエクスターンの特徴として、エクスターンに行ったら単位がもらえるという点も充実しているなと感じています。

自習室と資料室

A→市大の施設についてお聞きします。市大のロースクールの施設には自習室と資料室がありますが、皆さんはどのように活用されていますか。

B→自習室については、一人一つ机が割り当てられていて、パーテーションもあるので、集中して勉強ができます。自習室は朝の7時から夜10時まで開いていますが、私は朝の9時くらいから18時ぐらいまで利用していて、家では勉強がしにくいので助かっています。資料室については、レポートや答案を書くための基本書や雑誌が揃っていて、自分では買い切れない本もあるので、市大の図書館と併せて使っています。

C→まず自習室について、朝7時から夜10時まで利用できるところが魅力的だと思います。ほかの大学では、24時間開いているところも多いのですが、市大の自習室では生活リズムが崩れることなく、規則正しい生活スタイルを維持でき、限られた時間の中で集中して勉強できると思います。Wi-Fiやプリンターなどの設備も整っていて、講義や過去問演習等で利用しています。また、資料室について、教科書に載っている学説等では足りない場合でも、あらゆる教材が置いてあるので、調べ物をするのに適した場所だと思います。

D→私は家で長い時間勉強をするのはあまり好きではないので、基本的に、自習室にこもって勉強をしています。重くて多い教材もすべて自習室に置くことができますし、集中して勉強する機会や環境が整っているので、とてもありがたいです。自習室があることで同期や先輩と接する機会も増えて、一緒にゼミを組んだりいろいろな相談をしたりすることができるのも、いいところのひとつだと思います。自習室に関しては、自分のテキストを見てもわからない時、たくさんの文献を見ることができるので、とても役に立つと思います。

A→私も自習室があることもまた市大のロースクールのいいところだなと思って入学し、10~20時まで残っているのですが、席の近い学生が勉強している姿を見て、私もやらないとなと感じれる点も、自習室があるいい点だと思いますし、法学の教科書は重たいし、家に持って帰るのは大変なので、置きっぱなしで授業に行ける点もいいところだなと思います。資料室については、主に定期テストの過去問のコピーをする時に使いますが、その他にも、レポートであったり、発表があったりする時は、資料室の資料を使って書く必要があるので、それが自習室から近いところにあるというのは、すごく便利だなと感じています。

将来、目指す法曹像

A→将来、目指す法曹像について、お伺いしたいと思います。

B→私は、弁護士を目指しています。その中でも、弱い立場にいる人の助けになれるような弁護士になりたいと思っています。特に、子どもの助けになれたらいいなと思っていて、少年事件を担当したり、子どもの代弁者(アドボケイト)として働いたりしたいと思っています。

C→僕も弁護士になることを志しています。実際にどういった弁護活動をしたいかまだ将来像を描けていないのですが、憲法の授業で人権が保障されることの重要性を教えていただき、もともと憲法が好きな科目でもあることから、将来憲法訴訟に携われる弁護士になれればと思っています。

D→私も弁護士を目指しています。ロースクールに入って様々な法律に触れていく中で、興味のある分野が増えて、今は自分がどのような領域で活躍する弁護士になりたいのか、いい意味でとても悩んでいます。ただ、あの弁護士の人に相談して良かった、弁護してもらえてよかったと思ってもらえるように、一人一人のクライアントの方、一つ一つのトラブルに真摯に向き合える弁護士になりたいと思っています。

A→私も弁護士を志望しています。社会的弱者と呼ばれる人々の手助けになって、将来的には、法律や社会を変えるような判決に携わる弁護活動ができるような弁護士に、今はなりたいと考えています。

コロナ禍の授業

A→コロナ禍の影響で2020年、2021年の前期も少し遠隔授業がありましたが、どのような感じでしたか。

B→私は入学した1年生の前期がすべて遠隔授業になってしまって、その時は、先生方も私たち学生も、事務の方々も、どうしたらいいのかと大変でした。今は、コロナ禍の対応に慣れてきて、オンライン授業も双方向でできるようになってきたり、そもそも慣れてきたりしているので、今はどのようになっても大丈夫だなと思っています。去年(2020年)の後期は、市大は対面だったのですが、他のロースクールはまだ対面でできなかった所が多かったので、市大は少人数なので柔軟な対応がとれるのかなと思い、そこも少人数のメリットだなと思います。

C→遠隔授業には、講義をウェブに上げてくださる先生と、Zoom等で授業をしてくださる先生がいらっしゃいます。前者の場合は、何回も自分のペースで講義を聞きなおし、自分の進度にあった形で進められるので良かったです。後者の場合は、対面に近い感じで進めてくださり、課題等をこまめに出していただけるので、授業に遅れることなくこなせました。このように、コロナ禍でも、通常授業に近い形で遠隔授業を実施していただけます。

D→途中から遠隔授業になったので少し大変でした。私は実際に講義を受ける方が好きなので、少し戸惑いもありました。しかし、先生の提供して下さる双方向のオンライン講義やオンデマンドの教材は、非常にクオリティが高く、困ることはありませんでした。ただ、周りの生徒と会えない為、モチベーションの維持は少し難しく感じました。どちらにしろ、やることは変わらないので、学習に支障をきたすことはありませんでした。

A→私も入学した年の前期は遠隔授業だったので、友達作りは大変でしたが、授業の内容としては、先生方が自分なりに工夫してくださって、双方向のZoomやWebexなど裁判所の期日でも実際に用いられるソフトを使って授業をしてくださったので、そういった面では、双方向の遠隔授業をして良かったなと思います。遠隔授業だと生徒の理解度がちゃんとついてきているかという点で、先生たちがこまめに課題やレポートを作成するようにという風にしてくださったので、そういった面でも、通常授業と遜色なく進めていくことができました。