在学生の声
在校生インタビュー
参加者(学年)
B(2年未修)
D(1年未修)
志望動機・ロースクールの雰囲気
D:私は、元々学部のゼミで刑訴法をやっていて、検察官っていいな、中でも手続保障とか、被告人・被疑者の保護とかができるような法曹になりたいなと思って志望しました。ロースクールの雰囲気は、本当に皆さん仲良しで、特に未修であれば横と縦のつながりが凄く強いなというふうに思っています。
C:僕は、弁護士になる目標が以前からあって法学部に進んだんですけど、4年間京都に2時間かけて通ってて、大学院に進学するとなると、どうしても勉強をすぐできる環境にあったほうがいいかなと思いまして、家から近いのがこの大阪公立大学で、学費面も凄く良いというのを聞いたので、志望しました。雰囲気としては、思ってたよりも皆さんフレンドリーな人ばっかりで、分からなかったことを授業が終わってから話し合ったりとかもできて、とても満足しています。
B:公立大を選んだ志望動機というところでいうと、勉強時間を確保するためには通いやすいところがいいなと思い、公立大は駅からも近くて便利だなと思って志望しました。ロースクールの雰囲気は、少人数なので授業が終わった後に先生に質問に行けたりですとか、学生の中でも同学年であれば全員知ってるぐらいの感じになりますので、アットホームといいますか、過ごしやすい落ち着いた雰囲気かなというふうに思います。
A:皆さんのお話にもあったように「少人数で教員や学生との距離が近い」ところは、このローの大きな魅力だと感じています。私は未修で法律を学んだ経験がなく、勉強面の不安をできるだけ抱えずに学習に取り組むためにも、大人数の環境より、教員と学生の距離が近く、きめ細やかなサポート体制が整っているローが合っていると考え、公立大を志望しました。また、公立大には、大阪の地域特性に根ざした中小企業関連の授業など特色ある科目を履修でき、その点も魅力に感じました。学校の雰囲気については、皆さんと同じく、本当にあたたかいと感じます。学生同士はもちろん、教員や事務の方々との距離が近く、困ったときにはすぐに相談できる環境があります。
授業
D:授業では、本当に一から各科目の先生が丁寧に教えてくださります。加えて、どの科目の先生も親切で、質問や疑問点について懇切丁寧に対応してくださいます。各科目に課される予習がそこそこ多くて、大変だなと感じることもあったのですが、ふり返ってみると、短答で必要になる知識や、論述の知識であったり、いろんな要素、エッセンスが含まれている予習内容で、予習を真剣に取り組むことが、期末試験や演習本を解くときに役に立ったと感じます。
C:2回生の前期の授業を受けて、やっぱり一番に思ったのは法学部の授業とは全然違うなというところです。難易度もそうですし、復習・予習を絶対にしてこないと、全く内容が理解できないので、授業を受ける姿勢が180度、以前と変わりました。学部のときよりも生徒の数が少なくて、教授の方との距離が近いので、授業が終わってから質問もしやすいし、結構一人一人に時間をかけて、しっかり教えてくださるので、いいと感じてます。授業は結構大変、これは本当にそうなんですけど、でも、ちゃんと予習と復習をしていれば、全くついていけないというものでもないので、引き続きしっかり頑張っていこうと思います。
B:私は未修で入ったので、不安はあったんですけど、本当に基礎からきっちり教えていただけて、書き方とかも教えてくださる機会があるので、事前にそんなに法律の下積みがあったわけではないんですけど、着実に1年間で基礎を身に付けることが一定できたのかなと思っています。2年になったら内容がより深くなって、自分で本を読んだり予備校で勉強してても、なかなか解らないようなところも学ぶことができるので、2年生の授業も非常に有意義だなと感じてます。選択科目も充実してまして、特に社会保障法が印象的なんですけど、選択科目の中でも必修科目との関連とかを意識しながら、興味が持てるような授業をやっていただけるので、ありがたいなと思っています。
A:私もローに入学した当初は、「全部の授業が双方向型で進むのかな」と、とても緊張していました。ただ、実際に授業を受けてみると、皆さんのお話にもあるように、学年ごとに授業スタイルが工夫されていて、段階的に変わっていくように感じます。1年生のうちは、先生から提示される予習課題をきちんとこなしていれば授業についていける構成で、講義中心で基礎を丁寧に教えてもらえる授業が多かったです。2年生になると、徐々に発言が求められる授業が増えて、取り扱う内容も基本的な内容から深い内容になります。3年生になると、模擬裁判など学生が中心となって進める授業が多くなり、先生は後から補足や整理をしてくださる、というスタイルが多いと思います。皆さんの中で、特に印象に残っているローの授業等ありますか?
D:前期は、民法A・Bの予習がちょっとだけ他の科目よりも多くて、民法Aは週2コマ、民法Bは週1コマ、その3コマ分の予習をやると結構、時間的にはきつかったんですけど、すごく自分の力にはなったと思います。憲法も予習の量的には民法A・Bと同じぐらいにはなると思うんですけど、自分でメリハリをつけると、一定程度短縮できるところがあるので、憲法は大丈夫でした。
C:具体的な授業でいうと、民法総合演習Bは想像していた通りのロースクールという授業だったんですけど、個人的に印象に残っているのは民事訴訟法2です。前週の復習問題を次の週の最初に発表するんですけど、その際に結構当てられて、前提的な知識、「弁論主義、全部言ってみようか」とか、そういう内容とかもよく訊かれました。中間テストもしっかりした難易度で出題されたので、本当に授業が大変やなって思いました。でも、分かりやすく教えてくださり、凄く感謝してます。
B:2年前期は1年から難易度が上がり必修科目も多いので、未修から上がる人は、春休みにいかに次の4月からの備えができるかが大事だと思いますし、既修で入ってこられた方は、ロースクールに慣れる時間も必要ですから大変だと思います。
C:楽しい授業ももちろんあります。民事訴訟実務の基礎とか、凄く楽しかったです。司法試験の受かり方というか、「どういう勉強方法をしてたんだよ」というのまで教えてくれるし、あとは弁護士の実務の「こういうことがあって」みたいな、「大変だったよ」ということとかも話してくれるので、勉強面ももちろんのことなんですけど、法曹のイメージをつかめて、いい授業だったなと思います。
A:確かに、法律基本科目だけじゃなくて、法律実務基礎や隣接、展開科目も充実していて、面白い授業がたくさんありますよね。
アカデミック・アドバイザー
A:AA(アカデミック・アドバイザー)とは、弁護士の先生に、答案の添削をしてもらい、問題の解説や講評を受ける制度で、自主参加制となっています。皆さんはAAをどのように活用されていますか?
D:AAは、前期は全回参加したんですけど、感想としては実務に携わっている方の話を本当にたくさん聞けて、「弁護士ってこういうことをするんや」とか、「めちゃくちゃ忙しい、激務だ」みたいな感じになって、凄く大変そうな印象は毎回受けるんですけど、でも司法試験に合格して実務に出たら、こういう面白いことをするんだという点で、自分も法曹になれたらいいなってモチベーションアップに凄くつながる、いい機会でした。論述の課題とかを出してくださる先生もいたりして、日ごろは「予習しないと、復習しないと」ってことが凄く多かったので、答案を書く機会を提供していただいている点が非常によかったです。
C:スタンダードクラスと、たまにアドバンストクラスを受けているんですけど、やっぱり一番いいなと思ったのは、少なくとも週に1回は司法試験のアウトプットの機会になるというところで、添削していただけて、「ここ、悪かったんや」とか、「時間配分、ここは何分ぐらいで、これぐらい書いていればいいよ」という、感触も教えていただけるので、凄い有意義だなと思っています。勉強からはそれるかもしれないんですけど、AAの先生がご飯に誘って下さることもあって、いろいろ経験できるいい場なんじゃないかなと実感しています。
B:私は、自分の勉強の進捗とかも見て、行ける時に行っています。1年生のときは7科目の基本的な書き方とか、「こういう教材、自分は使ってたよ」みたいな、そういうところを教えていただけるので、未修で入って何も分からないという状態のときに凄い助かりました。2年生になったら過去問の答案添削をしていただけて、本当にお忙しい中かなり細かく丁寧に、自分の癖とか、論理的におかしいところとかを的確にご指摘いただいて、凄いためになってるなと思います。
A:3年次のAAは、教室で時間を測って答案を書き、その場で先生に添削してもらいます。法律レベルの指摘に加えて、「答案全体の戦略として、ここは厚く書いたほうがいい」、「ここは薄くていい」といった実践的なアドバイスまでいただけるので、とても有意義です。私は在学中受験との兼ね合いで行けなかった時期もあったのですが、1年次とか2年次のAAはほぼ毎回参加しました。特に1年次のAAは、科目ごとの答案の書き方といった基本的なことから教えてくださります。1年次のAAを担当する先生方には、未修から合格された弁護士の先生が多く、「ここでつまずきやすいよね」というお話もしてくれるので、勉強面の不安を相談する場としても、とても良かったと思います。
エクスターンシップ
A:エクスターンシップは長期休暇時に10日間程度、公立大・市立大出身の先生の事務所を訪問して研修させていただく制度です。授業の一環ですが、参加は任意です。活動内容は、受け入れ先の事務所によってバラバラだと思いますが、基本的には弁護士の先生の近くで、一緒に行動しながら、実務を体験します。私がお世話になった事務所では、その先生が担当している裁判を傍聴したり、刑事事件の弁護団の尋問前の打ち合わせに参加させてもらったりしました。他にも、弁護士の委員会活動に同行させていただいたり、事件記録を読ませてもらったりと、さまざまな経験をしました。
C:準備書面を作ったりするのですか。
A:事務所によると思います。私は、準備書面の作成等はしませんでしたが、法律相談の場に同席させてもらって、事前に先生と打ち合わせして、「この点はAさんが説明して」と、実際に依頼者の方の前で発言する、という経験をさせてもらったりもしました。エクスターンの応募時に、例えば「労働分野をやりたい」「知財に興味がある」「刑事事件を中心に見たい」「民事をやりたい」など、希望を書く欄もあるので、できるだけ自分の関心に近い事務所に配属してもらえます。みなさんにも、ぜひ挑戦してみてほしいなと思います。
在学中受験
A:在学中受験を「受けるか、受けないか」で悩まれる方も多いと思いますが、私は実際に受けて良かったと感じています。授業もありますし、試験の1週間ほど後に期末試験もあって、体力的にも精神的にもきつかったです。司法試験は受験回数が5回と限られているので、その1回を「今の学力で受けて大丈夫なのか」という不安も当然ありました。ただ、実際に本番を経験してみて、やはり早い段階で「司法試験本番のレベル感」を体感するのは大切だと感じました。本番の緊張感や、5日間にわたる試験期間中の過ごし方、メンタルの保ち方など、やはり実際に本番を経験しないと分からない部分が多いです。さらに、結果を通じて、今後の勉強方針を定めることができ非常に大きなフィードバックになると思います。実際、今の3年生の多くが在学中受験に挑戦して、同じ目標に向かって一緒に頑張れる、団結感が生まれるのも良い点だと感じています。皆さんは在学中受験について、現時点ではどのように考えていますか?
D:たぶん受けると思いますね。本番の雰囲気ってどんなんだろうとか、5日間もの長い時間集中できるだろうとか、自分が当日どういう生活をすればベストに持っていけるのかとか、そういうことを確認できればいいかなと思います。5回中の1回というのは大きいかもしれないんですけど、もちろん落ちる気で受験するわけではないんですけど、だめでも自分のためになるかなと思うので、受けるかと思います。
C:周りの既修の友達は在学中受験を受ける、という感じです。「ここで1回使うのはどうなんや」という意見もあるかとは思うんですけど、正直5回あって、3回で力尽きちゃう人とか、4回目で「どうしても精神的に」みたいな方もいらっしゃると思うので、それならば一番法律に触れている3年生から早めに受けて、ちょっと厳しくてもその次とかに絶対に生かせる1回だとは思うので、在学中受験は積極的に受けたほうがいいかなって個人的には思っています。
B:私は仕事を辞めてロースクールに入っているので、在学中受験があるというのが、司法試験を受ける上でのメリットというか、社会人をやってた人でも在学中受験が始まったことで、特に既修で入った場合、1年半後に受けて合格できれば修了から間を空けずに修習に進んでいけるので、受験資格を得られれば受けようというつもりで勉強を進めてます。
自習室・資料室
D:自習室は皆さん、私語厳禁で集中されてる方が本当に多くて、朝から夜までずっと電気がついていて、しかも人も結構いて、「こんな時間まで頑張ってるんだ。自分もやらないと」みたいな感じで、モチベーションは本当に上がります。資料室は、図書館で借りられている本がだいたいの確率で置いてあるので有用だなと思いますし、資料室に置いてある司法試験に合格された方のアンケートを見たときに、「わー、猛者たちが残した伝記だ」と、ありがたく拝見して、それで「これからこのローで頑張ろう」みたいな気持ちになりました。
C:僕はなかなか家では勉強できないタイプなので、ちゃんと机に向かって勉強ができる環境が設けられている自習室は凄い助かっています。教材も保管できるし、毎日重い荷物で通学しなくてもいいのも良い点です。あと、「自習室に来たら友達にも会える」、「分からんところも話し合える」というのも、勉強のモチベーションにもつながっています。資料室は、僕は1階が自習室なのであまり通っていないんですけど、授業で自分の答案提出の回とかに、「これ、もうちょっと理解が欲しいな」というときに本を探したりして、うまく使わせてもらっています。
B:私は家で勉強する派なので、そんなに長い間自習室にいるわけじゃないんですけど、空きコマは自習室で過ごしています。資料室は結構行くほうかなと自分では思ってて、調査官解説を見に行ったりとか、レジュメとかで引用されている文献を見に行ったりとかしてます。1年のときはレポートを書くときぐらいだったんですけど、2年になってから授業がより深い内容になってるので、ちょっと調べたいときによく利用しています。
A:私はどちらかというと家だとなかなか集中して勉強できないタイプですので、普段は自習室か図書館で勉強することが多く、自習室の存在はすごくありがたいなと感じています。公立大は自習室の環境がかなり整っており、固定席がパーテーションで区切られていて、ロッカーも十分なスペースがあり、個人的にはすごく良いと感じています。あと、自習室の利用時間については、人によって好みが分かれると思うんですけど、私は24時間開いてるよりも、利用時間が決まっているほうが区切りがあることで自然とそれに合わせた生活スタイルを作れるので良いなと感じています。資料室については、本当に蔵書が充実していますよね。法曹養成専攻の学生専用の資料室で、基本的に持ち出しができないですが、行けば必ずあるので、見たい本を探す手間が省けます。また、法律の専門書って結構高いですし、「この文献のここだけ確認したい」というときにも便利です。必要な学術書にすぐアクセスできる環境が整っているのは、すごく良いところだと思います。
将来、目指す法曹像
D:刑事弁護を担当されているAAさんが何人かいらっしゃって、その先生方から聞いてると、やっぱり刑事弁護は面白いなと思います。学部から思ってた検察の仕事も気になります。一番信念として、核として思ってるのは、手続保障がしっかりできるような法曹になりたいということです。「検察官になるか、刑事弁護をしたいか」って言われると、まだ分からないんですけど、とにかく被疑者、被告人の手続保障を意識した法曹になりたいと思ってます。
C:僕は検事とか裁判官は、なれたらいいなとは思うんですけど、現状は弁護士になれたらなというふうに考えてます。僕は学部時代にもエクスターンシップみたいな授業があったので、それで夏の間、インターンというか、1週間ぐらい大阪にある法律事務所に行かせてもらったことがあるんですけど、そこで法律相談に同席させてもらって、依頼人の方が本当に助けを求められてる姿を目の当たりにしました。それで、こういう方々に寄り添ってあげられるような、依頼者のニーズに応えて救済の手助けができるような弁護士になりたいなと、そのときからずっと思っています。だから、企業弁護士とかではなくて、どっちかといえば、市民の方と触れ合う機会が多いような弁護士であったり、労働問題であれば労働者側に付けるような弁護士を目指してます。
B:私は、検察官は全然考えておらず、弁護士になりたいと思っており、弁護士の中でも特にインハウスローヤーに魅力を感じています。また、ロースクールで勉強する中で、裁判官に対する憧れが出てきて、法律の知識に詳しいのはもちろんなんですけど、社会のいろんなことに精通した上で緻密な判決文を書いてることに凄いなという憧れがあります。裁判官は選ばれないとなれないので、「志望します」と言ってもなかなか難しいところがあるんですけど、現状、裁判官かインハウスとして働きたいなと思ってます。
A:私も将来は弁護士になりたいと考えています。入学当初は、企業の法務部で活動する弁護士になりたいと思っていました。ただ、エクスターンシップを通じて、破産事件や労働事件に触れたり、刑事事件や、いじめ問題など社会的な課題を扱う事件を見たりする中で、さまざまな分野の実務に関心を持つようになりました。ですので、今は特定の分野で「これをやりたい」と絞り込むよりも、修習などを通して幅広い分野に触れ、その中で自分に合ったものを見つけていきたいと考えています。また、法律家は一個人では解決が難しいような社会的・構造的な法律問題に向き合い、その解決に携われる仕事だと強く感じます。そうした役目を果たせる法曹像を目指して、これからも学んでいきたいと思っています。