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2023年9月7日

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法学研究科が日弁連と「第9回公法系訴訟サマースクール」を共催

202391日(金)午後から2日(土)午前にかけて、本研究科と日本弁護士連合会との共催で、「第9回公法系訴訟サマースクール」が開催されました。

開催方法は、両日共に、学術情報総合センター1階文化交流室における対面形式と、Zoomウェビナーとの併用でした。

1日目は、LGBTIを理由とする難民申請をめぐる訴訟などについて、事件を実際に担当された弁護士の方から詳細な報告が行われました。本研究科法曹養成専攻(市大時代)出身の松田真紀弁護士からも、非常に興味深い家族をめぐる訴訟について、熱意のあふれるご報告を行っていただきました。

続く2日目は、地方競馬の調教師に対する戒告の争い方などを問う行政法の事例問題、市議会議員選挙における供託金引上げや被選挙権年齢要件の憲法適合性をめぐる憲法の事例問題、およびそれらの解答案について、パネリストとしてご登壇いただいた中原茂樹教授(関西学院大学)、松本和彦教授(大阪大学)のほか、本研究科の重本達哉准教授と渡邊賢教授から、争点を場合分けすることの重要性を含む緻密な解説が具体的に展開されました。

両日共に、ウェビナー参加を含めて80人を超える参加者から数多くの質問が寄せられ、それらに基づく活発な質疑応答により、本サマースクールは盛会のうちに終わりました。

第9回公法系訴訟サマースクール1当日の様子

第9回公法系訴訟サマースクール2当日の様子